2016年も終わりに近づいてきました

思いの外,暖かい12月となりました。

このまま暖かい新年・・・となって欲しいところです。

 

今年は,後半に向かって忙しさが加速していく1年で,事務所一同,出たり入ったりの慌ただしい毎日を過ごしておりました。

本日で,一応年内終業ということで一段落したものの,また年始早々から忙しい毎日となりそうです。

束の間の小休止ですが,家族でゆっくりと年越しをして,鋭気を養いたいと思います。

 

毎年恒例の事務所報の準備も何とか間に合い,ご依頼者,友人知人の皆様のお手元に届けることができそうです。

 

来年は,さらに多くの皆様のお力になれるよう,フットワークも軽く仕事に励みたいと思います。

みなさま,よいお年をお迎え下さい。

 

投稿者:圭

 

 

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一橋ロースクール同窓会第4回総会が開催されました。

先週土曜日,第4回一橋ロースクール同窓会総会が開催されました。

今年は,総会前に,昨年度一橋大学を退官された村岡啓一,野田博,両先生に御協力いただき,卒業生向けの講演会を開催しました。

野田先生には,最終講義「コーポレート・ガバナンスにおける規制手段手法の考察−ソフトローの側面を中心として−」に,未公開の最新研究を加えたご講演をいただき,

村岡先生には,2月に開催された国際シンポジウム「刑事弁護人の役割—そのとき、弁護人はなにをすべきか?」の基調報告から「なんで,『あんな奴ら』を弁護できるのか?」を再演いただきました。

お二方に登壇いただくという贅沢な講演で,100名近い卒業生が聞き入りました。

 

総会は,卒業生・先生方含め130名の参加があり,先生方からの祝辞,卒業生が運営している学習アドバイザ制度の報告・新しく立ち上がるキャリアアドバイザ制度の告知,卒業生のスピーチなどがあり,和気あいあいとした雰囲気の中,あっという間の2時間が過ぎました。

先日司法試験を受け終えたばかりの代からは,ロースクール生を「蝉の幼虫」に例え,ロースクール時代の勉学を糧に,これから立派な成虫になっていきたいという趣旨のスピーチがありました。

蝉のように7日間と言わず(笑),長命で頑健な成虫に育ってくれることを願うとともに,私自身,後輩たちに誇れる仕事を続けていかなければならないという思いを新たにしました。

 

立ち上げ準備から3年間事務局長として,昨年から2年間は会長として,当会の運営に携わらせていただきましたが,今年で代替わりとなり,後輩への引き継ぎをすることができました。

当初は,まずは,「続けていくことに意味がある」と思いながら,毎年の総会の準備をしてきましたが,一昨年は後藤昭先生の最終講義再演,昨年は,各分野で活躍する卒業生を登壇者として在校生・卒業生両方に向けた座談会を企画,今年は冒頭にご紹介した卒業生向けの講演会を開催することができました。

徐々に付加価値もつけられてきたかなと思っています。

 

現在,悲しいことではありますが法曹志望者の減少が目をそらすことのできないレベルの問題になっており,法科大学院も法曹養成の中核としての意義を問われています。

私自身,公益活動として法曹養成の問題に取り組んでいるため,思うところは多々ありますが,この同窓会に集まったメンバーが,一橋ロースクールで教育を受け,法曹に止まらず,企業,官庁,地方自治体など多数の分野で活躍していることは,変わらない事実です。

卒業生のみなさんには,その人脈を生かす場として,今後も同窓会を活用してほしいと思いますし,先生方には,卒業生の活躍を確認する場としていただければと思っています。

 

運営を信頼できる後輩に引き継ぐことができ,肩の荷が降りた1日でした。

その時々のニーズにあった形で,同窓会が存続してくれることを願い,これからは陰ながら支えていきたいと思います。

 

投稿者:圭

 

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井の頭公園の桜2016

今年は,桜の季節があいにくのお天気で,お花見のタイミングを逃してしまった方もおられたのではないでしょうか。
当事務所も,
昨年一昨年に引き続き,今週火曜日にお昼の弾丸お花見をする予定だったのですが,あいにくの雨で出かけられずでした。
全くお花見なしというのもさみしいなと思い,昨日のお昼,事務局長と2人で,ランチのついでに井の頭公園に出かけてきました。
満開を少し過ぎ,花の散り初めでしたが,まだ十分に見ごたえがあり,春の訪れを感じることができました。



(圭撮影)



(事務局長撮影)



(事務局長撮影)



(事務局長撮影)



(圭撮影)


公園通り法律事務所で迎える春も,6回目になりました。
来年こそはゆっくり夜桜を…と言いながら,またお昼の弾丸お花見をしているのだろうなと思います。
新年度も,所員一同,業務に励んでまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

投稿者:圭




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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます!
所員一同,年末年始リフレッシュさせていただき,本日から元気に2016年の業務をスタートしております。

過ぎてみると,昨年も,あっと言う間の1年でした。

個人のご依頼者から,従前からご依頼の多い離婚等の家事事件に加え,遺言作成のご依頼が多くありました。
それぞれ事情は異なり,2つとして同じ遺言はない中,残されるご家族のお気持ちも考えながら,助言を差し上げ,遺言者の心が伝わるような附言事項を充実させ,納得の遺言を目指して作成のお手伝いをさせていただいております。

企業のご依頼者からは,組織内部のハラスメント調査等のご対応から法的手続まで,昨年も多くの案件を手がけました。
法律顧問としての日常のご相談については,昨年,弁護士3名体制となったことで,一層迅速かつ充実したご対応が可能となったかと思います。

また,当事務所にご依頼の多い分野の1つである建築紛争についても,案件に応じ建築士の先生方と連携しながら,鋭意取り組んだ1年でした。

2016年も,1つ1つの事件を丁寧に前進させる1年とできるよう,所員一同業務に邁進して参ります。
本年も,公園通り法律事務所をよろしくお願い申し上げます。


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気がつけば6月,気がつけば3周年(過ぎてました)

また,しばらくブログの更新が滞ってしまいました。
今年の梅雨は酷い雨が降ったり,暑かったりと不安定な天候が続いていますが,皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

この間,4月25日には,公園通り法律事務所開所3周年を迎えました。
ご依頼者,顧問先の皆さまに,より質の高い仕事をご提供できるよう,所員一同元気に忙しく頑張っております。
この3年間で,地域の皆さまにすっかり顔を覚えていただき,通勤の際などによく声をかけてもらえるようになりました。
公園通り商店会,武蔵野商工会議所など,今後も地域の活動にも鋭意参加させていただきたいと思います。

今年は,例年前期に講師として通っている成蹊大学ロースクールの民事模擬裁判に加え,所長が永年勤めさせていただいていたパラリーガル養成講座の講師も引継ぎ,大忙しの上半期です。
昨日は,模擬証人尋問期日で午後半日授業でした。受講生のみなさんは例年通り社会人の方が多く,忙しい仕事の合間に準備をして臨んでおられました。
打ち上げは恒例の「春香苑」さんの焼き肉で,こちらも堪能してきました。

美味しい物を食べ,ゴルフの練習もしながら,後半も元気に頑張りたいと思います。

6月から,所長が指導担当をしている司法修習生と,公園通り法律事務所でエクスターンをしていた一橋ロースクールの後輩がアルバイトに来ており,事務所がとても賑やかです。
今年中には,弁護士1名と事務局1名,公園通りの仲間に加わってもらえればと思っています。
採用情報については,追ってお知らせします!

3周年を迎えたので,近日中にホームページをリニューアルする予定です。
新しいページもぜひ見に来ていただければと思います。
(頑張って原稿を書かなければならないのですが・・・。)

投稿者:圭


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井の頭公園の桜2014

公園通り法律事務所は,間もなく開所4年目を迎えます。
事務所は井の頭公園から徒歩5分程度なのですが,これまで3回あったお花見のチャンスをことごとく逃しており,今年こそはと思っていました。
結局桜の下で飲みながらの「お花見」は難しそうなので,お昼休みに井の頭公園を一周し,昼間のお花見をしてきました。
(写真は,今朝,事務局が撮ってきてくれたものです。)

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すでに桜は満開で,池の周りの桜の木は,花でふさふさでした。

R0015017.JPG

かいぼりも終わってきれいになった池の周りを桜が囲み,1年で1番華やかな景色になっています。

R0015011.JPG

平日の昼間にしては人でも多く,お花見の人たちでにぎわっていました。
写真は,朝のものなのでスワンが出ていませんが,お昼はスワンもボートも総出動で桜の木の下にボートを停めて池からお花見をしている人もいました。

R0015030.JPG

このまま本当の「お花見」を始めたい気分になりましたが,ちゃんと事務所に戻り午後の仕事をしています(笑)

投稿者:圭


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東日本大震災から3年,4度目の3.11に思うこと

東日本大震災から3年,4度目の3.11に思うことを投稿します。

死者1万5884人(これに加え3000人近い方が震災関連死と認定されています),行方不明者2633人に及ぶ未曾有の大震災により,3年が経った今も,26万人を超える方が避難生活を強いられています。
この震災では,福島第一原発の事故により,福島県沿岸部を中心に,帰宅困難区域・居住制限区域等の規制が敷かれる事態となり,自宅に帰らないことを強いられ続けている多くの人がいます。
福島県では震災関連死による死者(1660人)が震災による直接の死者(1607人)を超えたとの報道からも,避難生活の苛酷さが伝わってきます。
福島に限らず,津波の被害地域の居住問題は未だ解決されていません。
災害公営住宅の建設など,少しずつ復興計画は進んでいるものの,未だ宮城・福島・岩手3県の仮設住宅の入居率は80%を上回るとのことです。
このように,原発事故と津波により国土の一部が深刻に損なわれてしまったことが,復興への大きなハードルとなっています。

私の同業者の中には,現地で被災した方々を支えている方,首都圏に勤務しながらも何度も被災地に通い支援に取り組む方,原発問題に正面から対峙する方,避難者のサポートに取り組む方など,法律の専門家としての様々な支援を実践している方々がいます。
私は,自分にできる範囲のささやかなことしかしてきておらず,真摯に活動しておられる方々を見るにつけ,ただただ頭が下がる思いです。
昨年は,忙しさに紛れて被災地に足を運ぶことができず,心残りとなってしまいました。

未だ復興は遂げられておらず,まだしなければならないこと,できることはあまりにも多くある中,「記憶の風化を恐れる」との報道を,自戒の思いを込めて見ています。

支援を続けるためには「震災は続いている」という意識を持ち続けることが不可欠であることを,私自身,改めて感じたところです。
私は,時々,陸前高田の仮設住宅でお会いした1人の老婦人が「私は,息子が流されてしまったの。」と静かにお話しされていた時のことを思い出します。
「死んでしまった」という表現ではなく「流されてしまった」という言葉に,死を受け入れられない葛藤や,津波という自然災害に抗うことができなかった無力感が込められているように感じました。

震災から3年が経つ中,それぞれが責任を伴う仕事をし自分の生活もあり,気持ちはあるけれど具体的な支援に結びつかないという方も多いのではないでしょうか。
「大きな支援」ができるに越したことはありませんが,それだけが支援ではないと思います。自分にできる「小さな支援」を見つけ,それを実践することで変わるものもあるのではないでしょうか。
「できることを続けること」,4度目の3.11を迎え,思ったことです。
実践していけるよう,気持ちを持ち続けたいと思います。

投稿者:圭


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一橋大学法科大学院,後藤昭先生最終講義

昨日,一橋大学法科大学院の恩師である,後藤昭先生の退官にあたって開催された最終講義に出席してきました。
長くとりとめのない記載になりますが(それでも,感じることが多過ぎて,書き尽くすことはできないけれど),自分自身の心に刻むためにも,投稿したいと思います。

20140207_145136.jpg

広い講義室は,卒業生,現役生,教員でほぼ満席状態でした。

テーマは「法科大学院と刑事訴訟法」。多くの先生方がなさるであろう研究業績を語るスタイルではなく,法科大学院教育をメーンテーマに,後藤先生ご自身のことを語る,というスタイルで進められました。
後藤先生は,一橋大学法科大学院はもちろん,法科大学院制度の基礎を作られた功労者のお1人です。
まず,冒頭には,日本の法科大学院のモデルを発信する,という後藤先生の信念が語られました。
その1つは,法律家として社会に貢献できる人を送り出すこと,もう1つは入学者にとって入って良かったと思える法科大学院にすること,一橋であればそれを実践できるという思いから,初代院長として法科大学院教育に携わられてきたそうです。

後藤先生は,「法曹を育てる」ということにどのような意義を見いだしておられたのか。
講義の中では,現在の刑事訴訟法論が日本の現実(自白の手段としての身体拘束,代用監獄の実情等)を見ているのか,また問題解決の構想を示せているのかという問題意識が提示されました。
先生は,法律家を育てる過程から変えることことでこれらの問題を解消するという,法科大学院教育の意義,「事実の中から法を発見する立論」ができる法曹を育てることの意義を語られました。
刑事訴訟法に限ったことではなく,社会のあらゆる場面で問題に直面した時,妥当と信じる解決のための法理論を導き出せる基礎力を備えるべきである,それを備えてこそ,当事者法曹の役割を果たせるという,メッセージを感じました。
私自身,日々取り組む業務は,民事事件・中小企業法務・家事事件が中心ですが,弁護士の取り組む全ての業務に通じる信念だと思います。

法科大学院教育に心血を注がれたことで,「逸失利益」もあった,しかし,多くの優れた法律家を生み出したという結果と差し引きすると,+の方が大きかったと考えているとのお話しがあり,改めて先生が私たちにかけて下さった気持ちと時間を実感しました。
後藤先生に育てていただいた法曹として,社会に貢献できる仕事・公益活動を積み重ねていかなければならないと,改めて教育を受けた者としての責任を感じるところです。

また,大きな目標に向かって自分に何ができるのか,という,広く「生き方」についての先生のお考えにも触れることができました。
 ・組織の中に埋没しない
 ・「これまでどおり」に満足しない
 ・自分の存在基盤を裏切らない
 ・実践を伴う批判
妥協なく,誠実な先生のお人柄がにじみ出ているように思いました。
(とりあえず,ポストイットに書いてデスクに貼ってみました。)

最終講義は,先生のお好きな映画「Simple Justice」から,1番お気に入りのシーンが放映され,締めくくられました。
ロースクールに入学したばかりの主人公達学生に,ロースクールの院長が語りかけるシーンです。
その中で,院長は,世の中にいる法曹には2種類ある。1つはsocial parasite,そしてもう1つはsocial engineerであると説くのです。
後藤先生が,いかにsocial engineerを育てようとの信念をもってこられたのか,social engineerたれと,最後にかつを入れていただいた気がしました。

私は,ロースクール同窓会の事務局をやらせていただいているため,最終講義後,お花の贈呈役をさせていただき,また,終了後佐野書院でわきあいあいと行なわれた懇談会の場では,僭越ながらお礼の言葉を述べさせていただきました。
ロースクール在学中の刑事訴訟法の授業は,厳しくも素晴らしいもので(すさまじく厳しくていつも緊張のし通しだったけれど,当事者法曹としての基礎をたたき込まれました),適確としか言いようのないソクラテスメソッドで,刑事訴訟法に止まらない,法曹としての基盤を作っていただいたこと,(これは1ミリのお世辞もなく)後藤先生なくして今の私はないと思っていること,感謝の言葉をいくら重ねても足りないこと,よい仕事をしてお返ししたいこと,その他,最後と思うととりとめなく,いろいろなお話しをさせていただいてしまいました。

後藤先生には,日々の弁護士業務を通して社会に貢献できる仕事をすること,そして,先生の教育を受けた一橋LS卒業生として,わずかでも後輩達に還元し続けていくことをもって,ご恩返ししたいと思います。

法科大学院制度は,今,強い逆風にさらされていますが,1人の法科大学院卒業生として,一橋大学法科大学院に学び,後藤先生のような卓越した教授の指導を受けられたことは,本当に幸せなことであったと,心から思っています。
弁護士バッジをはずすその日まで,歩を止めることなく,プロとしての向上心を持ち続け,ビジョンを持って日々の仕事に取り組もうと,想いを強くしました。

投稿者:圭

※実際のお話とはニュアンスの異なるところ,若干先生のおっしゃる趣旨と異なるところもあるかもしれませんが,酒井の感想ということでご覧いただければと思います。


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武蔵野商工会議所新年会に行ってきました。

今日は,武蔵野商工会議所の新年会だったので,所長と参加してきました。
今年で3回目の参加なので,さすがに顔見知りの方が増え,ご挨拶しきれないくらいでした。


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写真は,福引き中。例年たくさんの豪華賞品が出るのですが,今年は特に多かったような・・・?
入り口で名前が書かれたカードを抽選箱に入れて,引く方式です。
残念ながら,事務所に仕事を残していたので,中座させていただきました。
帰った後に,いいもの当たってたんじゃないかと気になって仕方ありませんでした(笑)

投稿者:圭


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タクシーに乗って

寒くなってくると、夜遅くまで仕事をしたあと、バス停まで歩いて、バスに乗って、降りてまた歩くのがおっくうになって、ついタクシーに乗る機会が増えます。

一昨日のことです。
乗った車は、運転席の周りを透明のプラスチック・ボードでL型に囲んだフルバージョンの防護壁。運転手さんは女性です。
ぼんやりと、夜の井の頭公園を眺めていると、景色が止まり、信号待ちで停止したことがわかりました。ブレーキを踏んだ時の小さな衝撃がなく、「あ、止まってる・・・」と、停止した後に気がついたのです。

次の赤信号も、先行車両の手前でなめらかに、すべるように停止。
その次の時、少し前から注視すると、手前から柔らかくブレーキを踏み込んで減速し、停止直前にはほとんど減速しきっていて、止まる瞬間の衝撃がありません。
自宅前で降りるまでの何回かの停止が、全て、絶妙でした。

料金を払いながら、そのことを話し、本当に気配りをしながら運転しておられるのですね、と言いました。
運転手さんは、驚いたような表情で顔を上げて、「そんなことを言っていただいたのは初めてです。」
そしてちょっと声を詰まらせながら、「うれしくて涙が出ます。」
心配りの行き届いた運転をしてもらって、うれしいのは私の方です。
自分の仕事を愛し、誇りを持って、お客さんを大事に働いている人に会えて、心が温まりました。

そしてその翌日。
「ねえ、お客さん。今年はどんな年でしたか? 良いことありましたか?」
お客と話したいタイプの運転手さんのようです。
そして、「私はね、悲しいことが2つも続いたんです。」と。

長年仕えた方が夏前に亡くなられ、そのすぐ後にお弟子さんが後を追うように自死したとのことです。名前は言いませんでしたが、私にも、有名な女性の演歌歌手のことだとわかりました。問わず語りで、そのお師匠さんとお弟子さんの思い出話が、ぽつりぽつりと続きます。お弟子さんの歌手の方は、ここ数年消息がわからず、周りの方々の心配の中でのご不幸だったとのことです。
当時マスコミをにぎわせていて、それを聞きかじった程度のことしか知らなかったのですが、「あの方は、『幸せになり方』をご存じなかったような印象でしたね。」と、話の相槌を打ちました。

すると運転手さんから、「そう、そう、そうなんです! そのとおりなんです!」と、ちょっと興奮気味な答えが返ってきました。湿っぽい話になったことを気にしてか、「お客さん、その表現のとおりです。座布団、5枚です!」
親しい人を理不尽な形で失った人は、その理由を自分なりに考えるしかありません。そのつらい作業の、一つの答えが、偶然見つかったのかもしれません。

悩み、苦しんでおられる方々に、日々接することの多い仕事です。『幸せになり方』を忘れかけている方には、それを思い出していただけるようにしなければ、と思った夜でした。

投稿者:幸


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