新年明けましておめでとうございます―2019年公園だより―

新年あけましておめでとうございます!

今年は,本日7日からの始業とさせていただき,所員一同元気に出勤し初日から忙しくしております。

 

毎年恒例の「公園だより」,本年も発行いたしました。

今年も各弁護士のご挨拶を抜粋して,ご紹介させていただきます。

本年も,皆様のお役に立てるよう,一同業務に邁進してまいりますので,よろしくお願い申し上げます。

 

 

【所長挨拶】

新年おめでとうございます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
本年も、事務所メンバー全員、元気で新年を迎えることができました。

事務所の若手は、仕事が面白くて仕方のない時期を迎えています。

お引き受けする仕事の増加で、皆、多忙な毎日ですが、担当事件を客観的に見られる視点も大事です。心に余裕をもって自分磨きができるよう、所員の日々の生活への気配りが大事だと思うこの頃です。


昨年9月、久しぶりにカンボジアを訪問し、古い友人たちと旧交を温めました。上智大学アンコール遺跡調査団の一員としての初訪問は内戦終結前の1990年。翌年パリ和平協定成立、国連平和維持活動による基礎からの国造りが始まり、内戦終結後の激変を見てきました。
再開されたプノンペンの王立芸術大学は、知識階級が率先して虐殺されたため教員が少なく、調査団は遺跡現地調査の前に考古学・建築学などの集中講義をしました。

私も法の支配という考え方を土台に、文化財保護法の体系など講義をしたのでした。
当時の学生達はその後日本その他に留学して学位を取り、今や遺跡保存機構や文化省の最前線で活躍中。

調査の案内役だった私と同世代の旧友は、組織の高官です。ひと晩懇親の場を持ち、頑張ってきた彼らの存在に私自身が常に励まされてきたことへのお礼の気持を伝えることができました。


うれしかったのは、次世代に法律家が次々と生まれていること。フランスのリヨン大学法学部を終え首都プノンペンで弁護士になるというお孫さん、父親の日本への留学に幼少時家族で同行し、今は国費留学生として一橋大学法学部に在学しているという娘さんも来てくれました。日本の法科大学院を修了、昨年6月にソルボンヌのLLMを首席卒業したという息子を持つお父さんもいます。
遺跡調査団とは別に、日本の法律家初のカンボジア司法状況調査団を組織したり、その仲間と、日本法の易しい基本書を翻訳・出版して無償配布したこともありました。今、若い人たちの中に、「法による社会」を作ろうという機運が芽生えています。

この国がもっと変わっていく力を持っていることを、身近なところで確信できた良い旅になりました。

 

 

【酒井圭弁護士より】
2018年は,「みんなの法律入門」特集の執筆から始まった1年でした。

法学部の学生さんはもちろん,法律のエッセンス部分を急いで知りたい社会人の方にも向けた入門企画で,いかに法律に対するハードルを下げられるか,チームで編集会議を重ねました。

6月末には無事すべての原稿が脱稿。法学セミナー8月号に掲載できました。

日常業務の傍らで原稿に向かう毎日はハードなものでしたが,メンバーとの執筆作業(事務所に数人「缶詰」でPCに向かった日もありました。笑。)は,とても楽しく充実した時間でした。


昨年も,引き続き,中小企業様の日常法務,組織内のハラスメント問題の解決に取り組み,個人のご依頼者からは家事事件のご依頼を多くいただきました。

事件途上での丁寧な対応が成果に繋がることを特に感じた1年でもあり,本年も,多忙を言い訳にすることなく常にベストを尽くすことを,新年の抱負としたいと思います。


3歳になった長女とも,日々かけがえのない時間を過ごしています。就寝前の絵本の読み聞かせを日課にしているのですが,10冊近くせがまれる日もあり,睡魔との闘いです(笑)保育園も大好きで,少しでも早く迎えに…とギリギリの少し前に駆け込むと「ママ,今日早すぎる!!」と怒られ,時には泣かれ切ないくらいです。


昨年12月に弁護士10年目を迎えました。

中堅と呼ばれる年次にふさわしい,ご依頼者に満足いただける仕事を積み重ねていきたいと思います。

 

 

【大和田彩乃弁護士より】
昨年入所のご挨拶をさせていただいてから、もう1年経ってしまったのか!というのが今の正直な気持ちです。日々懸命に仕事をしていると、1日が、1週間が、1ヶ月があっという間に過ぎていきます。

1年間、大変なことや、思うようにいかずにもどかしい思いをしたこともありましたが、思い出すと、不思議と嬉しいことの方が多かったような気がしてきます。

特に、1審で敗訴した事件の控訴審を担当し、逆転勝訴の判決をもらったことは印象に残っています。勝訴の喜びとともに、相手は逆転“敗訴”したことを考え、一見有利に見えても決して油断してはいけないということを痛感しました。慢心せず、最後まで丁寧に仕事をすることが、今年のテーマになりそうです。

 

昨年から,母校である一橋大学法科大学院で、在学生の学習アドバイザーを始めました。この制度は、法律実務家となった卒業生が、ゼミ形式で後輩の受験指導を行うものです。

学生の頃は教える立場のことは深く考えずに受講していましたが、その立場になってみると、苦労が身に染みます。
学生への指導は、日常業務とは違った意味での大変さや緊張感もありますが、先輩方にお世話になった分を、少しずつ後輩に還元できればと考えています。


弁護士になって3年というひとつの節目を終えました。

今年は、これまで積み重ねてきたことをベースに、新たなことにも挑戦していきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
 


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