一橋ロースクール同窓会総会5周年

一昨日の9日(日),母校一橋大学ロースクールの第5回同窓会総会が開催されました。

久しぶりのマーキュリータワーでした。

立ち上げから事務局としてかかわってきていたため,昨年までは準備に追われ,無事に終わってほっとする繰り返しでしたが,昨年,後輩に引き継ぎを終えて,初めて気軽に楽しむ側で参加させてもらいました。

 

総会の事前企画として,組織内弁護士4名が登壇しての座談会と,同窓会5周年をテーマとした法学研究科長からの基調講演がありました。

組織内弁護士座談会では,大手のIT企業や官庁などで,法を運用するというオーソドックスな法律家の立場を離れ,立法や公共政策に弁護士として関与する面白さなどを聞くことができ,とても興味深かったです。

改めて,様々な分野で活躍している同窓生がいることを実感しました。

また,登壇者の1人が,学習アドバイザーとしてゼミ指導にあたっていた後輩だったのですが,インハウスロイヤーとしていろいろなことを考え,感じながら仕事をしている様子を垣間見ることができ,感慨深かったです。

 

基調講演では,遅れている法曹界のグローバル化に対応するため,今後一橋法科大学院がどのように変わっていくべきか,また具体的な取り組みなどについてお話しがありました。

私が在学していた当初と比べ,海外でのエクスターンシップや留学の機会が手厚くなっている様子で,後輩たちにはぜひ機会を生かして欲しいと思いました。

法曹リカレント教育についても,興味深い紹介がありました。

 

懇談会では,仲のよい同期だけでなく,先輩・後輩たちとも話ができ,例年同様楽しい時間でした。

引き継いだ後輩たちもしっかりと会を進行してくれており,頼もしい限りでした。

参加者が例年に比べ少々少ないのが残念でしたが,最後に事務局長から,同窓会はいつも開かれていて,毎年でなくともよい,いつでも来られるときに参加できる場でありたいという趣旨のスピーチがあり,そのような気持ちで今後も続けていって欲しいと,強く思いました。

来年は,今年会えなかった方々にも会えるよう,また足を運びたいと思います。

 

法科大学院制度は難しい変革の局面を迎えていますが,母校には,一橋らしい実直な法曹養成を続けていって欲しいと切に願います。

また,今後もそのために卒業生としてできる限りのサポートを続けていきたいと思います。

 

投稿者:弁護士 酒井 圭

 

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