2012年,年末のご挨拶

2012年も,残すところ3日と少しになりました。吉祥寺では,雪がちらつき始めたようです。
今日は,母校ロースクールの1年生が,大掃除などを手伝いに来てくれました。おかげで,何とか仕事納めができそうです。

本年は,公園通り法律事務所開設2年目を迎え,地域に新たなお知り合いも増え,新メンバーも加わり,発展の1年とすることができました。
これも,皆様のお力添えのおかげと,心から感謝しております。

来年も,地域の皆様・事務所に足を運んでくださる依頼者の皆様のお役に立てるよう,所員一同鋭意業務に取り組んでまいります。ぞうぞよろしくお願いいたします。

当事務所は,明日12月29日から新年1月6日までお休みをいただきます。
リフレッシュして,来年からの業務を一層充実したものにしたいと思います。

よい新年をお迎え下さい。


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(事務所の忘年会で訪れたイル・ラメリーノさんで食べたタコ。)

投稿者:圭

吉祥寺「金の猿」さんの師走のコース

井の頭公園沿いにある,和食のお店「金の猿」さんに行ってきました。
窓際の席からは井の頭公園が見え,店内の雰囲気がとてもよいお店です。


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「師走」コースをいただいてきました。先付け・前菜・お造り・煮物・焼き物・揚げ物・酢の物・お食事から甘味まで一通りのお料理が出てきます。

「京芋 高野豆腐 牛平切り肉甘煮 隠元」。京芋の食感がよかったです。

 
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「青菜焼きおにぎり茶漬け 香の物」。焼きおにぎりは,焼きすぎず品よく仕上げられていました(お醤油味でこんがり焼いたのも好きですが。)。


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お料理の一皿一皿は少なめなので,女性にもコースで頼みやすいのではないかと思いました(私はたくさん食べるので,がっつりコースでも問題なしですが。)。
店内は席数も多く,幅広い用途に使えそうなお店です。


投稿者:圭



国立,大学通りのイルミネーション

弁護士1年目の夏から,月1回後輩のフォローゼミのために,一橋大学ロースクールに通っています。
きのうは年内最後のゼミでした。今年は,インフルエンザやノロウィルスが流行しているようで,受験生には心配な冬ですね。体調管理には十分に気をつけて欲しいと思います。

毎年12月になると,大学通りの国立駅から一橋大学までの間が,クリスマスイルミネーションで彩られます。




毎年あるトナカイの引くソリ。今年もありました。




きのうは,ゼミの後投票所に行く予定という学生もいたので,いつもより少し早めに終わりにしました(結局,最後の議論が伸びていつもと変わらなくなってしまったような気もしますが・・・。)。
総選挙では,自民党と公明党が,両党併せて衆議院で3分の2以上の議席を獲得しました。これにより,衆議院で可決され参議院で否決された法案を,「衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決し」法律とすることができることになります(憲法59条2項)。
今後,参議院で否決された法案について,再可決を選択する場面が出てくるのでしょうか。





私の教えているゼミ生たちが,いよいよ来年5月に司法試験を迎えます。ゼミも残すことろあと4回となりました。
寒い冬を無事乗り切って,本番を迎えて欲しいと思います。

投稿者:圭

恵比寿のイタリアン,ピッツェリア パルテノペ さんのピザ

今年行ったものの,ご紹介し切れていない美味しいお店がいくつかあります。
その内の1つ。恵比寿のイタリアン「ピッツェリア パルテノペ」さんのご紹介です。
定期的に集まっている同窓会があるのですが,幹事がいつも素敵なお店を予約してくれています。

ピッツェリアだけに,おすすめのピザ。燻製のピザをいただきました。
香りも良く,食べ応え充分でした。
他にも4種類のチーズのピザやマルゲリータなどの定番ピザもあるので,何種類か頼んでシェアするのがお勧めです。



ピッツェリア・パルテノペ01.PNG




メインはアクアパッツァをいただきました(9月に行ったお店なので,何のお魚か忘れてしまいました。スズキでしょうか・・・?)
こちらは大皿に華やかに盛りつけられていて,ジューシーでした。




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店内は賑やかな雰囲気で,肩肘のはらないお店です。
ある程度の人数が集まっての食事にお勧めです。

投稿者:圭

NHK杯国際フィギュアスケート競技大会を見てきました。

少し前になってしまうのですが,11月24日・25日とフィギュアスケート,グランプリ・シリーズの最終戦,NHK杯を観戦してきました。
宮城セキスイハイムスーパーアリーナで開催された大会には,浅田真央選手・高橋大輔選手を初め,地元仙台出身の羽生結弦選手,鈴木明子選手など日本のトップスケーターが勢揃いでした。

1日目の男女のショートプログラムはテレビで観戦し,2日目,朝早めの東北新幹線で会場に向かいました。
今年もまとまった夏休みがとれず,週末もなんだかんだで休めない日が続いていたので,2日続けての休みらしい休み,しかも8月にアイス・ショーを見て以来,ぜひ見たかったフィギュアの競技を見られるということで,かなり楽しみに出かけました。

2日目午後一は,ペアのショートプログラム。これに続いてアイスダンスのフリーが行われました。
正直なところ,男女シングルのフリープログラムを楽しみに出かけ,せっかく見られるのだから他の競技も楽しもう,くらいの気持ちだったのですが,予想外にアイスダンスのチャンピオンカップルの演技に感動してしまいました。
アメリカのメリル・デービス/チャーリー・ホワイト組。世界選手権二連覇中のカップルなのですが,圧巻のスケーティングに鳥肌が立ってしまいました。
アイスダンスもリフトがあるのですが,すさまじいスピードで複雑で華麗なリフトを決めるのです。
前半グループ後の,後半グループ5分間練習の時にもこのリフトをしていたのですが,練習でも歓声が上がるレベルでした。もちろん本番の音楽にのっての演技はさらに素晴らしいものでした。
大会が終わってみると,この2人の演技に1番感動したかも・・・と思えるほどでした。

続いての男子フリープログラムでは,高橋大輔選手の音楽性の高い演技に会場はスタンディング・オベーションでした。
他の選手も,もちろん音楽にあった美しいスケーティングだなぁと思うのですが,音楽との一体感という意味では,高橋選手が格段に素晴らしく映るのです。
あと,女性ファンからの人気もすさまじかったです(笑)リンクに降り注ぐ花束の数はダントツ1位でした。
優勝した羽生結弦選手は,後半スタミナ切れで苦しそうでしたが,決まった4回転は圧巻でした。
フリーもさることながら,3日目のエキシビジョンでの演技が素晴らしく,技術的には素人目に見てもわかる精度の高いスケートだったように思います。
ただ,ライブで見ると本当に華奢で,折れないか心配になりましたが・・・。

女子フリープログラムは,何と言っても鈴木明子選手のほぼパーフェクトな演技に目を見張りました。
ジャンプはことごとく決まり,スピードもあり,一瞬も飽きることなく最後まで見てしまった,という感じでした。
ショートプログラム1位の浅田選手を抜くか?!と思ったのですが,コンマ差で惜しくも総合2位でしたね。選手がキス&クライで得点を待つ間,こちらもドキドキしていました。

3日目のエキシビジョンでは,各選手晴れやかなナンバーを披露しており,とても楽しい時間を過ごすことができました。
浅田選手の可憐なメリー・ポピンズが本当によく似合っていました。
また,途中,地元仙台のジュニアスケーターによる,被災地への支援に感謝を込めてのプログラムが披露されました。
多彩なライトワークで,リンクに幻想的な空間が演出される中でのジュニアのスケーター達の力強い滑りに,震災からどのような時間を過ごしてきたのかと,胸が熱くなってしまいました。
このような大会をとおして,トップスケーターの演技に触れることが,きっととてもよい経験になるのでしょうね。

写真は,会場に飾られていた,支援ありがとうコラージュです。


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今日から,いよいよグランプリ・ファイナルが開幕ですね。男子は6人中実に4人が日本人という大会です。活躍に期待ですね。

投稿者:圭


家事事件手続法についての研修を受けてきました(1)

来年1月から,遺産分割調停や離婚調停などの家事事件についての新しい手続を定める「家事事件手続法」 が施行されます。

先日,この施行に併せて,東京家庭裁判所の裁判官を講師に招いての,東京三弁護士会主催の研修会「家事事件手続法の制定を契機とした家事事件手続の在り方」が開催されました。
公園通り法律事務所でも,家事事件のご依頼を多くいただくため,参加して勉強してきました。
研修会では,家事事件手続法の施行に併せて,裁判所の調停・審判についての運用がどのように変わるのかという点について,詳しい説明がありました。これまでの手続とは「かなり変わるな。」という印象です。
調停の代理人をお引き受けするにあたり,ご依頼者を不安にさせることのないよう,しっかりと新しい手続を把握するよい機会になりました。

特に従来の手続と変わり,意識しておかなければならないと感じたのは以下の点です。

1 申立書等各書式が一新される

  これまでは,申立書は比較的自由なスタイルで出すこともできましたが,来年1月以降はすべて新しい書式を使用しなければなりません。
  東京家庭裁判所では,今年の10月から試行期間として,新しい書式の利用が始まっているとのことです。
  →東京家庭裁判所で使用する書式はこちら
  ※申立書の申立人欄には代理人記載欄がないので「申立人手続代理人等目録」に,送達場所は「連絡先等の届出書」に記載しなければなりません。
   書式がかなり増えているので要チェックです。

2 申立書のコピーが原則として相手方にも送付される(家事事件手続法256条)

  この規定は家事事件手続法により新設されたものです。従来,申立書は原則として裁判所のみに提出していましたが,これからは原則として相手方に送付されることになるため注意が必要です。
  これまでは,手続の初めの段階から調停委員にこちらの主張について理解を深めてもらえるよう,ご依頼者から伺った経緯や事件のポイントなどをかなり詳しく申立書に記載していました。
  申立書が相手方に送付されるとなると,離婚事件の場合など,こちらの主張が相手方を刺激して話し合いを難しくしてしまう危険性もあるため,詳細な記載は控えた方がよいという場合もあります(新しい書式も最低限の内容のみを記載する簡素な形式になっています。)。
  代理人としては,手続の初めの段階で調停委員に事件をしっかりと把握してもらう機会がなくなるのかと懸念したのですが,裁判官からの説明では主張は別途「主張書面」に記載して積極的に提出して欲しいとのことでした。
  「主張書面」はこれまでの調停手続でも活用していましたが,これからは,申立段階から,詳しい主張については「主張書面」記載して提出すればよいことになります。
  「主張書面」は離婚調停や一般調停では,希望した場合のみ相手方に交付されることになるため,相手方に直接見られたくない主張も記載することができます(ただし,閲覧謄写との関係では要注意です※1。また,婚姻費用・養育費・遺産分割などのいわゆる経済事件・合意に相当する審判の場合には,裁判官の判断によって相手方に交付される場合があるそうです。)。

3 双方当事者本人立ち会いのもとでの手続説明が行われる

  調停は,基本的に申立人と相手方とが交互に入室して調停委員と協議する形で進められています。調停成立時や,進行の中で当事者を同席させた方がよい場合など,双方当事者が同席する場面もありますが,ほぼ顔を合わせずに調停委員を挟んで協議することになります。
  家事事件手続法の施行後もこのスタイルに変更はないのですが,東京家庭裁判所では新たに,毎回の調停の初めに当事者本人が同時に入室し,調停の手続やその日の進行についての説明を受ける手続が始まります(代理人がついている場合にも,本人の同席を求めるそうです。)。
  この手続説明の場面,毎回当事者双方が顔を合わせることになるので,従来の手続とはかなり変わる印象です。
  この手続の趣旨は,当事者双方に相手がいる話し合いであることを意識してもらうこと,裁判所が中立・公平な立場で調停を進めていることを理解してもらうこと,当事者どうしで情報を共有すること等にあるそうです。
  配偶者のDVやモラルハラスメントが原因で離婚を求める場合など,調停の席でも相手と顔を合わせることが精神的に大きな負担となることがあります。このような場合には,事前に「進行に関する照会回答書」に事情を記載して,手続説明であっても同席は拒否する旨伝えておかなければなりません。
  試行期間中は,同席に問題のない事案で実施されているとのことですが,代理人としては,ご依頼者の精神的な安定や安全の点から相手方と顔を合わせることを避けた方がよいケースでは,裁判所に積極的に事情を伝え適切な対応を求める必要があるな感じました。

この他にも,訴訟と同じように,提出資料に号証番号を付し,資料説明書(訴訟の証拠説明書と同じ書式でよいそうです。)をつけることが求められるようになる等,かなり訴訟に近い運用がなされることになるようです。
また,調停等の記録の閲覧謄写(家事事件手続法254条1項,6項)に関する規定・運用も大きく変わり,調停における資料提出段階で「非開示の希望に関する申出書」を添付しなければ,審判段階で,当事者の請求によりほとんどの提出書類について閲覧・謄写が許可されることになります(※1)。この点については,整理して投稿したいと思います。

今後ご依頼をいただく家事事件にあたっては,家事事件手続法の規定と新しい運用を押さえた上,しっかりと対応させていただきたいと思います。
改めて,仕事をしていく上で適切な情報更新・勉強を続けていく必要性を強く感じました。
これからも研修など,積極的に参加していこうと思います。


投稿者:圭


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