当事務所は、本日から正式始業とさせていただき、一同元気に新しい年を迎えております。
しかし、本年は、能登半島地震、羽田空港航空機衝突事故と、悲報が相次ぐ年初となりました。
地震当日は帰省のため中部地方にいたため、私自身も強い揺れを感じ、そこからは地震速報とニュースに釘付けという年明けでした。被災地の被害状況を目にするにつけ、もし自分の家族の命が失われていたらと、想像せずにはいられません。
一日も早く被災された皆様の日常が戻るよう強く願いつつ、日々の業務に取り組みながら、自分にできるささやかな支援に努めていきたいと思います。
以下、新年に寄せて、例年、年初に発行しております「公園だより」から、各弁護士のご挨拶を掲載させていただきます。
【所長挨拶】
昨年1月末に赤坂見附に事務所を移転し、1年が経とうとしています。
移転直後はとても慌ただしい毎日でしたが、所員一同、新しい職場に通いながら、新鮮な気持ちで業務に向かう活気溢れる新事務所スタートとなりました。
移転直後から、赤坂見附付近のご相談者からのお問い合わせやご紹介も増える一方、吉祥寺時代からのご依頼者からも変わらずご相談をいただくことも多く、嬉しい限りです。
個人のご相談者からは、引き続き、離婚、遺産分割協議、遺言などの家事事件のご相談が多くありました。
最近、ご依頼者から、離婚成立後も、相手方との間の面会交流や養育費に関するやりとりの窓口を、引き続き常時弁護士に依頼したいというご要望が増えてきています。
モラルハラスメント等を離婚理由とするケースに多く、ご要望に応じて対応しておりますが、離婚後の生活にストレスなく移行できるとの感想もいただいています。
企業のご依頼者からは、やはり労働関係のご相談が多く、ハラスメント防止研修などのご依頼にも鋭意対応しております。研修講師のご依頼は、集中してその分野の知識をアップデートする良い機会になっています。
顧問先様からは、日々の契約書のリーガルチェック等について社内の体制を強化されるところが増えてきているという実感があります。今後も迅速に対応できるよう、鋭意務めたいと思います。
このとおり忙しい日々が続くところ、幸弁護士に「多少ゆったり過ごしてもらう」という移転後の目標は、なかなか果たせません。
少しでもゆっくりしてもらうことを目標としつつ、今年も、当事務所を支えてもらいたいと思います。
5月には、臨床法学教育学会の創立15周年国際シンポジウムにお招きいただき、「法曹コース設置後の実務教育の在り方−法科大学院への接続を課題としてー」と題し、自分自身の担当科目をご紹介し、今後の展望などを発表する機会を得ることができました。
同時通訳の入る国際会議に参加するのは初めてのことで、貴重な経験になりました。
報告内容は「法曹養成と臨床教育?15」(臨床法学教育学会)に寄稿させていただいています。
また、昨年10月末をもって一橋大学法学部特任准教授、3年の任期を務め終え、1つの区切りの年ともなりました。
3年という限られた時間ではありましたが、公益活動として法曹養成に携わる者として、法曹教育の現場に教員としてかかわることができたことは得がたい経験でした。
今後は、この経験を十分に生かし、法曹養成制度の改善にかかわる中で、現場の視点も踏まえた多角的な発信ができるよう心がけていきたいと思います。
本年は、弁護士15年目のスタートの年でもあるところ、初心に返り、日々の実務に注力する1年としたいと思います。
本年も、公園通り法律事務所をよろしくお願いいたします。
【幸弁護士挨拶】
久し振りに目次付き約30頁の訴状を書き、リリース前に所長にダブルチェックを頼みました。「幸先生には、これからもまだ仕事してもらいます」とのコメントが戻ってきました。
アテがはずれ、週休3日はまだ実現せず、定期券持って赤坂見附通いをしています。青山通りのゆるい上り坂は良い運動です。
以下、昨年の思い出です。
国宝展「松林図屏風」(等伯の松林が脳裏から去りません)・マティス展(念願のリトグラフをゲット)・映画「エゴイスト」(鈴木亮平さん、宮沢氷魚君、泣きましたよ)・映画「さらばわが愛―覇王別妃」(レスリー・チャンを偲んで)・神奈川フィルコンマス石田泰尚さんのバイオリン(ショスタコービッチよかった)・テニス(コーチに「サービス、本当に安定したね〜」と褒められ舞い上がっている私)・そして、ついに、巨匠小曽根真さんのクリスマス・ジャズナイト!
新しい年も、どうかよろしくお願いいたします。
【大和田弁護士挨拶】
早いもので、事務所が赤坂見附に移転してから1年が経過しようとしています。
混雑した電車はつらいですが、霞ヶ関へのアクセスもよく、ランチのバリエーションも増え、便利で楽しい赤坂見附ライフを送っています。
昨年、出張で札幌へ行きました。朝から夕方まで計4人の尋問があり、ハードスケジュールでしたが、事前準備をしっかり行ったこともあり満足のいく結果を出すことができました。
実は、北海道へ行くのは修学旅行以来で、仕事とはいえ、とても楽しみにしていました。約20年ぶりに食べた本場札幌のジンギスカンはとても美味しかったです。
今年もパートナーの圭弁護士と幸弁護士(まだ仕事してもらいます)を支えられるよう頑張って参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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赤坂見附移転1年目は慌ただしく過ぎましたが、事務所一同日々の業務に一丸となって取り組みつつ、それぞれに充実した1年にできたかと思います。
冬休みは少しゆっくりと過ごし、一同元気に新年を迎えたいと思います。
年始、弁護士は年明けから適宜出勤しますが、一同そろっての業務開始は1月9日とさせていただく予定です。
この間のご連絡は、ご依頼者の皆様には各担当弁護士宛に、新規のお問い合わせは、事務所ウェブサイトのお問い合わせフォームからいただけますと円滑かと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
年明けからは、事務所移転後の懸案事項、ウェブサイトのリニューアルに鋭意取り組む予定です。
弁護士プロフィールの撮影など、カメラマンさんにお願いし、とても素敵な写真をたくさん撮っていただきました。
「一番笑っている写真」を掲載し、年末のご挨拶を締めくくりたいと思います。
まずは、幸弁護士と私。
次に、大和田弁護士と大笑い、の1枚を。
福がきそうです(笑)
なお、毎年ご依頼者、友人、知人の皆様にお送りしている事務所報は、
1月末ごろお手元に届く予定ですので、ご笑覧いただけますと幸いです。
皆様、どうぞお元気に年を越されますよう。
来年も、公園通り法律事務所をよろしくお願い申し上げます。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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思えば、長男の出産直前の2020年初夏、恩師からお声がけをいただき、当初9月からの勤務開始のお誘いだったのですが、7月に出産予定であるためさすがに9月は・・・ということで、11月の着任となったことを懐かしく思い出しました。
任期満了の数日前、研究室の片付けに出かけてきました。
研究室の鍵と職員証を返却し、少しキャンパスを散歩して帰りましたが、変わらず緑豊かなキャンパスが秋晴れに映え、この日ばかりは、感傷的なタイプではない私も、少しばかり寂しさがこみ上げました。
着任当時は、法学部に法曹コースが設置された初年度であり、コロナ禍ど真ん中でもありました。
オンライン授業の実施など、様々なことが手探りの中、教員生活が始まりました。
Zoomで開講したゼミの初回、画面の向こうの学生達に、ゼミの中に友人同士はいるのか聞いてみたところ、小さな大学で更に少人数の法曹コースの受講生にもかかわらず、ゼミ生の中に顔見知りがたった一組いただけという状況に驚いたことを、よく覚えています。
対面の授業もままならず友人すら作りにくい環境の中、司法試験の勉強仲間に出会うハードルは高いものだったと思います。
このような、まさに非常事態の中、たくましく勉学に励んでいた受講生達は、将来、司法試験合格の後、社会に有為な人材として活躍してくれることと、期待しています。
この間、春夏学期には「法律家と現代社会」、冬期集中講義として「法律実務入門」を開講し、合間に法曹コース向けのゼミを受け持つというスケジュールで、主に法曹コース必修科目を担当してきました。
開講にあたっては、法曹・有資格者のキャリアの多様性から、具体的な業務のビジョンをもってもらうことを目指し、裁判官、検察官はもちろん、国家公務員、インハウスロイヤー(外資系企業、国内企業に止まらず、先端分野の研究機関に勤務する同期も毎年講義をしてくれました。)、他、刑事弁護、労働問題、被災地支援、外国人の権利、ビジネスと人権等、諸問題に取り組む弁護士の皆さんに講師等としてご協力をいただきました。
法律実務入門では、都内大規模事務所から事務所訪問を含むカリキュラムのご提供をいただくこともかない、改めて、多数の方々のご協力あってこその3年間だったと振り返っています。
また、東京弁護士会法教育センターが企画して下さっている法廷傍聴や、日弁連法科大学院センターの「弁護士に会ってみよう」企画も活用させてもらいました。
友人・知人が多いことが、自分の数少ない長所だと思っていますが、この3年間ほど、この長所が生かせたことはなかったのではないかと思います(笑)
この間、ゼミや、講義後の質問、法律家と現代社会受講生からのオフィスアワーの申し込みなど、直接学生と話をするという、貴重な時間を得ることもできました。
また、法曹コースを担当する研究者の先生方との、日常的なやりとりも多く、大学現場の実際の状況を垣間見る機会にもなりました。
3年という限られた時間ではありましたが、公益活動として法曹養成に携わる者として、法曹教育の現場に教員としてかかわることができたことは得がたい経験でした。
今後は、この経験を十分に生かし、法曹養成制度の改善にかかわる中で、現場の視点も踏まえた多角的な発信ができるよう心がけていきたいと思います。
また、かねてから、大学等の法人の法務に携わってきていますが、現場の中に入ることができたことは、実務家としても非常に有益でした。
ハラスメント防止研修などにも、現場の視点を現実感をもって取り入れることができるようになったという実感があります。
振り返ってみると、下の子の生後4か月からの実務復帰と同時に教員生活のスタートとなり、この間に、上の子の入学、引越し、事務所代表の引き継ぎ、事務所移転など、これでもかというくらいイベントの重なった3年間で、間違いなく人生で1番多忙な時期だったと感じています。
無事に走りきることができたのは、家族、事務所メンバー、同僚の先生方、そして講師等としてご協力いただいた皆さんのおかげです。
また、私の講義を受講してくれた多くの学生の皆さん、充実したゼミの時間を一緒に作ってきたゼミ生達に、感謝します。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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インタビュー内容が、CALL4のサイトに掲載されたとのこと、こちらにもご紹介させていただきます。
インタビュー記事は、こちらです。
「公共訴訟とはどんな訴訟?ー法曹養成に携わる実務家の視点からー」
以上のタイトルにあるとおり、私が公益活動として微力を尽くしてきているのは法曹養成(主に法律家を志す方々への教育や、その仕組み作り、法曹に成りたいと思う方を増やしていこうという活動など)なので、私自身が公共訴訟を担っているわけではありません。
そのような私に、なぜCALL4からインタビューの申し込みが・・・?と思われるでしょうが(私も思いました。笑。)、担当している一橋大学の講義で、私がCALL4のサイトを紹介したことが、そのきっかけでした。
(講義でどんな紹介をしているのかは、インタビューをご覧いただければ幸いです。)
受講生の1人がたまたまCALL4でインターンをしており、公共訴訟を担っているプレイヤーそのもののではなく、別の活動をしている弁護士の視点から、CALL4の魅力を発信したい!というインタビュー企画が立ち上がったのでそうです。
正直なところ、私が多くを語れる分野ではないのですが、教え子からの申し込みというのも光栄だったので、お受けすることにしたという経過です。
インタビュー内容は、専門家向けではなく、一般の方向けで、サイトにも「初心者向け」の「読み物」としてコラムに掲載していただいています。
私自身のキャリアや、取り組んでいる業務、法曹養成と公共訴訟の共通点など、インタビューに来て下さったインターンの皆さんが、色々な角度から質問をして下さり、充実した内容になっているかと思います。
私自身が公共訴訟を直接担っているわけではないため、的外れな回答になってしまっている部分もあろうかと若干心配しながらではありますが、CALL4の魅力を伝える一助になれば幸いです。
1点、猛暑の中でのインタビューで、写真撮影まで予定されているとは思わず、ものすごく軽装の写真が掲載されており、恐縮しているところです・・・。
皆様も、お時間のあるときに、ご一読いただけますと嬉しいです。
投稿者:弁護士 酒井 圭
]]>リモートワークにしようかとも思ったのですが、久しぶりの涼しい日に嬉しくなり、思わず出勤してしまいました。
1月末の赤坂見附移転から、気がつけば9月になっていました。
この間は、日常業務、大学での講義に加え、移転後の諸対応もあり、本当に慌ただしい毎日でした。
弁護士になってからの14年間の中でも1番の忙しさだったかもしれません・・・。
おかげさまで、所員一同、変わらず元気に執務しております。
ブログの更新も滞ってしまっていたので、今日は、新事務所内の様子をご紹介することにしました!
新しい事務所のドアは、吉祥寺の事務所と似た感じの木目風に加工して、事務所名を入れてもらいました。
所内の応接へ。
パーティションは、吉祥寺で使っていた明るいカラーの物をとても気に入っていたので、
できる限り再利用してレイアウトしてもらいました。
グレーのカーペットーに、ホワイトウッドのパーティションで明るい雰囲気です。
応接も、ほぼ吉祥寺と変わらない広さを取りました。
コロナ禍を経て、オンラインの打ち合わせも増えたので、応接は思い切って1室にし、
弁護士の執務スペースを広めに取っています。
赤坂見附への移転後、移転前からのご依頼者はもちろん、新しいお問い合わせもいただいており、事務所の雰囲気を気に入って下さる方も多く、嬉しい限りです。
新しいウェブサイトの準備を始めてはいるのですが、なかなか手が回らず・・・。
年内には何とか見通しを立てたいと思っています!
投稿者:弁護士 酒井 圭
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昨年同様、一橋大学法学部2年生を中心に他学部生にも受講してもらえる科目として開講しています。
中央線の遅延のため、途中の武蔵境で下車し、タクシーで駆け付けるという慌ただしいスタートでしたが、無事、今年の受講生の顔を見ることができました。
イントロダクションということで、私の自己紹介から始め、今後の講義を楽しみにしてもらえるよう、予定しているバラエティに富んだ講師陣の紹介などしてきました。
今年も、感想やレポートなどを読むのが、とても楽しみです
講義をしている21番教室がある本館↓。
今年も、週1回の講義になりますが、頑張ってきます!
投稿者:弁護士 酒井 圭
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移転先を以下のとおりお知らせいたします。
【移転先】
〒107-0052
東京都港区赤坂4丁目9番3号 赤坂吉田ビル2階
電話:03-6804-6083/FAX:03-5411-3808
地下鉄赤坂見附駅のA出口を出ていただき、青山通りの坂をまっすぐ上がり、赤坂警察署前の交差点を左に入ると、すぐに当事務所がございます。
今朝、通勤途中に撮影した、写真です。
開所初日を晴天の中迎えることができました。
一同、引っ越しの片づけと業務に励んでおります。
慌ただしく移転したため、ウェブサイトの準備などが間に合っておりませんが、近々リニューアルの上、また当事務所からのご案内など発信する予定です。
どうぞ引き続き、公園通り法律事務所をよろしくお願いいたします。
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吉祥寺で過ごした約12年間は、弁護士として、大きな変化時期でもありました。
所長の下で仕事をするところから始まり、徐々に自分自身のご紹介筋のご依頼者が増え、自分で事務所の経営を担っていく責任を感じる立場になりました。
責任が増していくにつれ、仕事に対する充実感も増すばかり、仕事に打ち込む日々でした。
このような中、結婚、そして2人の子ども達の出産というライフイベントもあり、育児と仕事の毎日が始まりました。
子ども達の出産後は、いずれも産後4か月目にあわただしく復職したのですが、2人の子ども達のアルバムを見返すと、復職準備で事務所に出ていた生後3か月目頃に、同じように事務所の椅子を2つ並べた上で寝ている写真がありました。
一昨年には、母校一橋大学での教員としての生活も始まり、実務と子育てに加え、創意工夫しながら学生たちと向き合う日々が始まりました。
こうして振り返ってみると、本当に濃厚な12年間だったなと、改めて思います。
お気に入りのドアに、最後に鍵をかける瞬間は、やはり、何とも言えない寂しさと切なさと、いろいろな思いが込み上げてきました。
吉祥寺で過ごした12年間を大切に、縁のあった全ての皆様に感謝しつつ、移転後も一層職務に邁進してまいります。
ありがとうございました!!
弁護士 酒井 圭
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新年明けましておめでとうございます。
皆、元気に新年を迎え、始業早々から慌ただしい毎日が始まっています。
本年は、公園通り法律事務所にとって、大きな節目の年となることとなりました。
1月末に、12年間過ごしてきた吉祥寺の地を離れ、赤坂見附に事務所を移転いたします。
大好きな吉祥寺を離れる寂しさはありますが、様々な観点から検討を重ね、移転を決めました。
また、この機会に、当事務所の代表を、母酒井幸弁護士から、私、酒井圭弁護士が引き継ぐことになりました。
弁護士14年目になった今年、いよいよ事務所の経営に全責任を持つ立場となることに、身の引き締まる思いです。
緊張もありますが、目指す事務所像を実現するために試してみたいこともたくさんあり、楽しみでたまらないという気持ちが勝っています。
なお、酒井幸弁護士には、代表を退いた後、多少ゆったりと過ごしてもらいたいとは思っていますが、当面は当事務所のメンバーとして変わらず執務を続ける予定ですので、併せてご報告させていただきます。
大和田弁護士も、弁護士8年目となり、私の右腕として、事務所になくてはならない存在に成長してくれました。
移転後も、一層活躍してくれることと思います。
事務所の面する「公園通り」を事務所名にもらっているため、移転に伴い事務所名の変更も考えたのですが、母と当事務所を立ち上げた原点を忘れないよう、そして、とても響きが好きなので、赤坂見附にもこの事務所名を持っていくことにしました。
毎年年初にお出ししている事務所報「公園だより」は、移転後のご挨拶もかねまして、2月頃に発行する予定です。
各弁護士からのご挨拶も、改めてその折りに、ブログに掲載させていただきたいと思います。
移転先は、赤坂見附駅A1出口から徒歩5分程度、赤坂御用地のはす向かい辺りの緑豊かなエリアです。
環境も良く、悩みを抱えて足を運ばれる皆様にも、少しでも穏やかな気持ちでお帰りいただきたいという思いから、こちらの場所に決めました。
詳細は、追ってウェブサイトで公開しますので、ご覧いただけますと幸いです。
場所は変わりますが、変わらすご依頼者の皆様のお役に立てるよう、そして、より多くの新たに出会うご依頼者のお力になれるよう、移転後も実務、公務、大学での教務に尽力して参りたいと思います。
本年も、公園通り法律事務所を、どうぞよろしくお願いいたします。
弁護士 酒井 圭
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この4月からは、昨年に引き続き、一橋大学法学部にて、「法律家と現代社会」を開講しました。全13回の講義、7月には定期試験を終え、成績も出し、ようやく一息ついたところです。
今年は、上の子が小学校に入学し、個人的にも思い出深い春でした。
が、個人的にも過去最高と言っても過言ではない忙しさの中、自慢の体力も一時限界が訪れ、4、5月は立て続けに体調を崩してしまった時期もあり(幸いコロナではありませんでしたが。)、過信は良くないな、と反省した春でもありました。
幸い日常業務にも講義ににも、ギリギリ穴を開けずに済み、今は、すっかり元気にしております。
今年の履修者は約90名、法曹コース選択者はもちろん(必修なので)、法曹コースを選択していない法学部生や若干ですが他学部生も受講してくれました。
昨年同様、充実した講師陣に登壇いただくことができ、私自身も毎週木曜日が楽しみな4か月でした。
今年も、オンデマンド配信と直接対面実施のハイブリット開講としましたが、幸いコロナがかなり落ち着いていた時期がメインの開講期間だったため、大半の講師に、21番教室での熱い講義を実施していただくことができました。
この講義は、学部2年生がメインになるため、直近のキャリアデザインに直結するよう、実務経験5年から13年程度の講師をお招きしています。
昨年に引き続き、刑事弁護・スポーツ法務、エンタテインメント分野の法務、外国人の権利、被災地支援、大規模企業法務など多彩な分野の実務について、学部生にも理解しやすい入り口部分から、具体的な実務に踏み込み、それぞれに濃い講演をいただきました。
インハウスロイヤーからは、研究機関内でライフサイエンス分野の法務に携わっている同期、外資系企業の現地法人で勤務する同期の2名が昨年に引き続きオンデマンド講義を配信してくれた上、今年は公正取引委員会で国家公務員として活躍する講師にもおいでいただくことができました。
もちろん、裁判官、検察官からも、キャリアやワークライフバランスについて語ってもらいました。
私自身も、昨年同様、3コマ自分自身の業務についての講演をしたのですが、今年も多くの感想をもらい、その大半が私が伝えたいと思っている内容をキャッチしてくれていることが感じられるもので、嬉しく読ませてもらいました。
来年も、今年の感想などを踏まえ、内容をアップデートしてアレンジをするとともに、自分の講義も充実させていきたいと思います。
(毎年、学生たちに会わせたいと思う講師が講義の枠に収まらず、泣く泣く調整しています…。)
ちなみに、今年、個人的に1番エキサイティングだった講義は、スポーツ法務と刑事弁護をテーマに講演してくれた講師の講義でした。
彼は、ロースクールの後輩にあたるのですが、裁判員裁判で培ったプレゼンの技術をいかんなく発揮した講演の中で、ロースクールの講義さながらに、3度ほど私を指名してくれ、久々に当てられる方の緊張感を思い出させてくれました。
来年も登壇いただければ、予習をしっかりして臨みたいと思います(笑)
投稿者:弁護士 酒井 圭
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公園通り法律事務所では,本日から2022年の業務を開始しております。
本年も,一同,連携を密に日々の業務に邁進して参りますので,どうぞよろしくお願いいたします。
恒例の,年賀状代わりにお出ししている事務所報が,今年,10号の節目を迎えました。
各弁護士から,10年前を振り返ってのご挨拶を掲載しておりますので,抜粋して紹介させていただきます。
【所長挨拶】
2013年から年一度のご挨拶代わりにしてきたこの「公園だより」が10年目を迎えました。
業務関係の記事に所員の近況などを加え,紙面を通して皆様と交流できることを願って発行してきました。
長年に亘りお目通し下さり,心から感謝申し上げます。
コロナ禍も2年目となった昨年を振り返ると,インターネットや物流がどのように進化しても,私たちは,自ら移動し,直接交流してこそ健康な暮しができることを痛感しました。
制約が多い中で、仕事の面では所員それぞれが,大学の教員として,あるいは所属弁護士会の嘱託として会務に携わるなど,ご依頼のご相談や事件処理を超えて弁護士本来の社会的役割を果たすべく,寸暇を惜しんで努力してくれました。
弁護士登録50年目を迎える本年は,若い人達に伝えるべき事を意識しながら仕事を共にしていこうと考えています。
昨年秋,運転免許証を悩んで返上,パスポートは迷わず期間10年で更新しました。
これまでのニュースレターの巻頭写真の多くは,それぞれが訪れた諸外国の風景です。
それらは楽しい旅の記憶であるだけでなく,自分が地球市民の1人であることも想い起こさせてくれます。
地球温暖化という人間由来の脅威や,絶えることのない各地の民族紛争からも目を背けず,本年も地に足を付けて歩みたいと思っています。
【圭弁護士挨拶】
2021年,早くなりたいと公言してきた40歳になりました。
10年前,30歳の自分を思い出すと,所長と公園通り法律事務所を立ち上げ,まるで無限の時間があるかのように好きなだけ仕事をし,休みになれば気ままに旅行に出かける,という自由を絵に描いたような生活をしていました。
30代半ばに長女を出産。昨年は長男にも恵まれ,生活は大きく変わりました。限られた時間の中で責任ある仕事を全うするため,時間の使い方を全力で工夫する毎日です。5分・10分という短い時間でも,集中すれば相当なことができるもので,業務時間中の集中力は,出産前の3倍は高まったのではないかなと思うほどです(笑)。
日々の業務は,時に多忙を極めますが,所内の連携は密で,全メンバーで一致団結しながら,質の高い業務を提供し続けられるよう邁進しています。
一橋大学法学部で教鞭を執り始めて1年が経ちました。
キャリア学習課目では,法曹の多様性を伝えられるよう,魅力的な法律家に多数登壇頂きました。自分のキャリアを振り返るよい機会にもなっています。
法律文書作成ゼミには,相当の準備を要するのですが,これがありがたいことに実務にも直結する貴重な勉強の機会になっています。
40代も,実務,法曹養成,そして家庭に,妥協なく邁進する10年にしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【大和田弁護士挨拶】
昨年は自粛まっただ中での年明けでしたが,今年は幾分明るい雰囲気で1年の始めを迎えられました。
おかげさまで,昨年も忙しい1年となりました。事務所の業務はもちろんのこと,4月から、所属する東京弁護士会で嘱託の仕事を担当することになったからです。まだ慣れないことも多く,勉強の日々が続いています。
「公園だより」はこれが10号ということで,10年前を振り返ってみました。
当時はロースクール2年生で,勉強に追われてはいたものの,長期休暇など自由時間がたくさんあり,充実した時間を過ごしていました。
自分のことですが,うらやましいですね(笑)。
圭弁護士と知り合ったのも2012年だったので,私が公園通り法律事務所に入所するきっかけができたのも,この頃ということになります。
昨年判決に至って解決した事件で,初回のご相談が10年前のものがありました。
ご依頼者は,長い間苦労をされていましたが,概ねこちらの主張どおりの判決で事件終了となりました。
私が関わったのは最後の2年ほどですが,よい解決ができ,喜んでいただけたのは,大変嬉しいことでした。
本年も,1人でも多くの方に喜んでいただけるよう励んで参りますので、よろしくお願い申し上げます。
公園通り法律事務所は,昨日で年内の業務を終了とさせていただき,年始は1月5日からの始業を予定しております。
今年後半は,コロナ禍も落ち着きをみせ,所内も一層慌ただしさを増しながら日常業務に取り組んでまいりました。
私は,一橋大学法学部での教員生活も1年を終え,ようやく感じが掴めてきたところです。
弁護士実務との二足のわらじは,時に目の回りそうな毎日でしたが,とても充実した1年を過ごすことができました。
学生達に教えるという観点から授業の準備をすることで,知識のブラッシュアップにもなっており,実務にも直結する実感があります。
年明けには,冬期集中講義「法律実務入門」の開講が予定されており,今年の学生達にも充実したキャリア学習が提供できるよう,準備に邁進することになります。
この1年で,ますますご依頼者との打合せにZoomを利用することが日常的になり,裁判所の期日もTeamsや電話会議での出席が多くなりました。
Teamsでの期日は,とても円滑で,尋問期日以外は全件Teamsにしてもらってもいいなと思うくらいです。
子育て真っ最中の身としては,移動が減る分とても助かりますし,時間の使い方がフレキシブルになりました。
来年も,年明け早々から既に手帳はみっちりと埋まっており,当たり前ですが,今年と来年って繋がってるんだな・・・と感じています(笑)
年末年始は,少しゆっくりとした時間を過ごし,鋭気を養いたいと思います。
来年も,一人,一社でも多くの方に、当事務所に依頼して良かったと思っていただけるよう,邁進して参ります。
皆様,どうか,良い新年をお迎え下さい。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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今年の井の頭公園は,ベンチ使用不可,ビニールシート不可というコロナ対策で,例年のお花見時期から様変わりしていましたが,池のスワンボートからお花見をする人や,散歩をしながら桜を見上げる人で,そこそこの賑わいでした。
まだまだコロナ禍の出口が見えませんが,暖かくなり桜が咲くと,1年で一番春が好きな私としては,それだけで明るい気持ちになってきます。
来年の桜は,穏やかに,賑やかに眺められることを祈りつつ,感染対策を十分に取りながら,日々の業務に丁寧に取り組んでいきたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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再度の緊急事態宣言も間近という年明けになってしまいましたが,公園通り法律事務所は本日から始業いたしました。
引き続き感染拡大防止に努めながら,一同,体力・気力とも充実させ,本年も業務に邁進してまいります。
毎年恒例の事務所報から,各弁護士のご挨拶を抜粋してご紹介いたします。
(なお,所長のご挨拶末尾にある「ゲーム」は,昨年世間でも当事務所でも大流行した,「あつまれどうぶつの森」です。)
【所長挨拶】
新年おめでとうございます。皆様お変わりなくお過ごしでしょうかというお伺いの言葉が、例年よりことのほか切実感を伴います。
昨年は当事務所も、COVID-19対応に追われました。裁判のほとんどが延期された中、3月末から在宅ワーク体制を整え、インターネットのテレビ会議システムやクラウドを利用してご依頼者や顧問先との打合わせやご相談を行い、平常時とほぼ変わりなく仕事を進めることができました。弁護士は6月からほぼ常勤体制とし、打合せ室にパーティーションを設置して換気を励行するなど感染対策を継続しています。
幸い、これまで全員が家族と共に無事に過ごしています。本年も、皆様に安心してご来所いただけるよう、また、所員と家族の健康を守りながら業務を進めてまいります。
昨年は、旅も美術館巡りもコンサートも封印し、在宅ワーク中には近隣散歩で自宅周辺再発見に努め、動画配信サービスで話題の韓国ドラマを楽しみました。昨年のカンヌ国際映画祭最高賞「パラサイト−半地下の家族」の面白さに刺激され、何作か見たのですが、人物像を丁寧に作り上げて心理の掘り下げも深く、ラブ・コメディでもハラスメント問題が背後に貫かれていたりして、期待を大きく上回りました。主演俳優が魅力的であることも、言うまでもありません(笑)。
このニュース最終頁に書いたとおり、ついにTVゲームに手を出すなど、楽しみは広がりました。今年もコロナ禍に負けず、仕事も遊びも、元気で頑張ることになりそうです。
【圭弁護士挨拶】
2020年,世界がCOVID-19に翻弄された年でしたが,私にとっては,長男誕生という記念すべき年になりました。COVID-19の影響は出産にも及び,産後の入院期間は家族の面会すら不可という孤独な状況。気合いで退院を繰り上げ早々に帰宅し,家族4人の新生活をスタートさせました。
7月初旬から一応産休としましたが,リモート体制が整っていたため,必要に応じて業務対応もでき,公務の会議も全てZoomに切り替えられていたため,穴を空けることなく乗り切れました。リモートワークが促進されたことは,数少ないCOVID-19の恩恵かもしれません。
長男は2800グラムと小ぶりに生まれましたが,とてもよく飲みよく寝る子で,満4か月を待たず,既に体重7キロを越すという成長ぶりです。私の睡眠時間もたっぷり取れており,育児ストレスはほぼゼロという幸運な状況です。
奇跡的に安心できる預け先も確保できたため,10月末には,業務に復帰しました。お電話いただいたご依頼者からは「先生,もう戻られてるんですか!!」と驚かれています(笑)。長女の時以上に,休んでいる感のない育休期間でしたが,2021年も引続き元気に業務に邁進して参ります。
11月からは,一橋大学法学研究科特任准教授に就任し,法曹を目指す法学部生の指導にあたっています。母校からの要請は大変光栄なものでした。今後は,現場での教育にも注力しつつ,ライフワークである法曹養成制度問題に取り組んでいきたいと思います。
2021年は,世界が明るさを取り戻す年であることを祈りつつ,本年もよろしくお願い申し上げます。
【大和田弁護士挨拶】
あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウィルスの影響で皆様の生活にも大きな変化があったのではないでしょうか。
裁判が止まり、法教育関連のイベントも中止になり、休暇に旅行も行けず・・・と、個人的にも大変なこと・つらいことが多かったのですが、テレワーク、テレビ会議、オフピーク通勤等が広まり、様々な合理化が進んだのは素晴らしいことだと感じています。裁判所でも一部の手続で積極的にweb会議が使われるようになりました。
これをきっかけに、より迅速に、負担なく裁判を利用できるようになることを願っています。
外出自粛ということで、今年の休みはオンライン飲み会やゲームをして過ごすことが多かったです。直接顔を合わせられないのは寂しいですが、遠方に住んでいたり、子どもが小さくて家を空けづらい友人も呼んで大人数でわいわい話ができるのは、思った以上に楽しかったです。
外出自粛中といわず、これからも続けていきたいですね。
今回の年末年始は、緊急事態宣言中に落ちたままになっている体力を取り戻すため、フィットネス系のゲームで体力作りに励む予定です。
しっかり体力をつけて仕事に備えて参りますので、本年もよろしくお願いいたします!
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法曹を目指す学部生の指導を中心に教員としての職務を開始しており,冬学期は,法律文書作成の基礎を扱うゼミの指導に携わっています。
新型コロナウィルスの影響は大学にも及び,ゼミは全てZoomでの実施です。
対面での指導と比べると,こちらの意図が伝わっているか,理解できているか不安もありましたが,学生達がうなずく仕草や表情から,思っていたよりも意思疎通ができているかな,というところです。
理解しやすい講義を実現するために,スライドの作り方など,まだまだ工夫のしどころはたくさんありそうです。
学生とコミュニケーションを取りながら,創意工夫を重ねていきたいと思います。
今後は,実務入門科目や,法律家の実際の仕事を知ってもらうことを目的としたオムニバス科目のアレンジなどを担当する予定です。
学生達がキャリアデザインのモデルになるような法曹に出会えるよう,今からゲスト講師のリストアップをしています。
法曹を目指すモチベーションが上がるような講義を目指し,引き続き準備を進めていきたいと思います。
実務との兼業体制になるため,益々充実した毎日になります。
母校からの要請は私にとって光栄なことであり,これに応えられるよう,微力を尽くしたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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公園通り法律事務所では,感染拡大防止対策として,主にご相談をお受けしている第一応接に,アクリル板を設置しました。
アクリル板が予想以上の透明感で,ぱっと見わかりにくいため,衝突防止にシールを貼ってみました(大和田弁護士が私物を拠出。)。
多少,涼しさが増したでしょうか・・・。
重症化しやすいと言われている持病のある方から,体力に自信ありという方まで,感染防止に対する感覚は様々かと思います。
どなたにも安心してご相談においでいただけるよう,所内でできる対策に引き続き取り組んで参ります。
引き続き,Zoom等によるオンラインでの法律相談もお受けしておりますので,お気軽にお問い合わせ下さい。
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6月1日からは,感染拡大に留意しながら,平常に近い業務体制に戻ることといたしました。
事務局はシフト出勤としますが,弁護士は原則として事務所に出勤して業務を行います。
ご依頼者からは,徐々に対面でのご相談を希望する声もいただいておりますが,一方で,テレビ会議によるご相談の要望も依然として多い状況です。
当事務所では,この間,当初Skype相談のみご対応しておりましたが,Zoom利用のご希望も多かったため対応を開始しました。
今後も,ご希望に応じ,ZoomまたはSkypeでのご相談も引き続きお受けいたしますので,お問い合わせ下さい。
本日,ご依頼者のご家族から,ご自身で作られたフラワーアレンジメントをいただきました。
このような時だけに,一際気持ちが明るくなるような気がいたしました。
所員一同,感染拡大防止に十分留意しながら,皆様のお力になれるよう引き続き業務に邁進して参りますので,今後ともよろしくお願いいたします。
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緊急事態宣言下特有のご相談としては,
・外出の自粛要請などの影響で事業収入が減ってしまい,店舗の家賃の支払いが難しくなってしまった,大家さんとの家賃減額交渉をしてもらえないか,賃料減額の合意書を作ってほしい等の賃貸物件に関するご相談。
・元請からの発注が減ってしまい,従業員に休職してもらいたいのだが可能か,その際の給料の支払いはどのようにすればよいのか,といった雇用に関するご相談。
・従業員からリモートワークへの切り替えを求められているが,システムの都合上切り替えが難しい業務もありリモートワークにしきれない,どのような対策,説明をすればいよいかという,従業員の働き方に関するご相談。
・コロナウィルスの影響でキャンセルになった取引についての費用,キャンセル料などに関するご相談。
などがあります。
緊急事態宣言が出たことで,何も影響がないという事業者の方が少ないと思います。
ご相談を経て最善の方法を選択することで,ダメージを最小限にしていただきたいと思います。
一方で,賃借人の方から一時的に家賃の減額を求められており,このような状況なので応じたいが事後に不安のないよう書面を作っておきたいという大家さんもおられることと思います。
また,雇用主から一方的に休業を命じられ給与を止められてしまった,突然解雇されてしまったなどのまさに緊急事態に置かれている労働者の方もおられると思います。
法律的な観点を押さえた対応方針を確認されるだけでも,事態が改善することがあります。
お悩みが深刻になる前に,ぜひお問い合わせください。
また従来から多いご相談ではありますが,離婚に関するご相談についても新規のお問い合わせをいただいています。
ひとまず別居をしたという方の婚姻費用(生活費)に関するご相談もございます。
今すぐ離婚したいというわけではないが,離婚となった場合にはどのような請求ができるのか見通しが知りたい,別居を考えているが,事前にどのような注意が必要か知りたい,など手続きそのもののご依頼でなくともけっこうです。
必要な法的知識を得るために,法律相談を活用して下さい。
既に初回法律相談について,Skypeでのご対応を開始したことはお知らせしましたが,ネット環境が整っていないなどの理由から電話相談を希望される問い合わせもいただいております。
このような非常事態ですので,お電話での初回相談もお受けすることといたしました。
事務所宛のお電話または「問い合わせフォーム」から,電話相談をご希望の旨添えてご連絡いただければ,日程調整の上電話相談をお受けいたします。
※電話相談は,Skype等のビデオ通話による相談が困難な方のみご利用可能とさせていただきます。
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これにともない公園通り法律事務所では,緊急事態宣言期間中,以下のとおり業務体制を整え,感染拡大防止のため所員全員リモートワークで業務にあたることといたしました。
1 お電話・ファクシミリ
従来通り事務所の電話・ファックス番号宛にご連絡ください。
全て転送し,事務局にて通常通りお受けできます。
弁護士とのやりとりが必要なお問い合わせに関しましては,弁護士から折り返しのご連絡をさせていただきます。
2 メールでのお問い合わせ
通常通りお問い合わせを受け付けており,いただいたご連絡については速やかに所内で共有しております。
どうぞ,お問い合わせフォームより,ご連絡ください。
3 お打合せ
個別案件のご依頼者様,顧問先様とのお打合せは,従来通り電話,メールに加えテレビ会議も活用し実施しておりますので,ご希望の場合はお知らせください。
初回法律相談のSkype対応については,「初回法律相談,Skype対応開始のお知らせ」に掲載しておりますので,ご確認ください。
※Zoomの利用について所内で検討しておりましたが,セキュリティの問題が指摘されておりますので,当方からのご提案は当面見送ることといたしました。
ご相談者様からのご利用希望がある場合には対応いたしますので,その旨をお伝えください。
各弁護士,事務局とも以上の体制で通常通り業務に臨んでおりますので,どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
このような事態だからこそ,通常では起きない様々な問題が発生することもあろうかと思います。
事業の問題,雇用の問題,家庭の問題など,丁寧に対応させていただきますので,どうぞご相談ください。
所員一同,この事態が1日も早く収束し,落ち着いた生活が戻ることを祈りつつ,現在私どもでお力になれることに全力を注いでまいります。
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当事務所では,今後,リモートワーク日も設けながら,通勤可能な限りメンバー最低1人は出勤し,通常通りの営業を継続いたします。
コロナウィルスに関する報道を注視しておりますと,外出自粛の影響により飲食業,イベント業,小売り業,各種サービス業をはじめ多くの業界に深刻な影響が及び始めているのはもちろん,休校措置やリモートワークの増加により家族で過ごす時間が増え,夫婦間の問題や親子の問題が顕在化するという側面が出てきているようです。
当事務所では,従来,初回法律相談は原則として対面のみお受けしておりましたが,外出の自粛が求められ今後緊急事態宣言の可能性も示唆される中,事務所に足を運べないご相談希望者の方向けに,Skypeでの初回相談を開始することにいたしました。
※ご相談の際に,ご相談者と対面し,お顔を拝見しながらご相談を受けることで,お気持ちを察し、状況を良く理解できることも多々あり,また弁護士の顔を見ながら相談することで,安心感を持っていただくこともできると考えておりますので,ビデオ通話に限らせていただきます。
Skypeでの初回相談を希望される方は,以下のとおりの手順でお申し込み下さい。
? 問い合わせフォームまたは電話にて,Skypeでの初回相談を希望の旨明記して,お申し込み下さい。
※申し込みの際には、正確な氏名・住所・メールアドレスをお知らせいただくことになります。
※緊急事態宣言等により事務所メンバー全員が通勤困難となってしまった場合には,電話対応が困難となる恐れがありますので,問い合わせフォームからのご連絡が確実です。
? 法律相談に適した案件と判断した場合,事務所メールアドレスより,日程調整のご連絡をいたします。
併せて,事務所のSkypeアカウントをお知らせいたします。
日時の調整の際には,接続確認の余裕をみて,時間を設定させていただきます。
※法律相談では解決の難しいご相談であった場合も,その旨ご返信いたします。
? 調整した日時にSkype相談を実施いたします。
? 相談後,速やかに,相談時間に応じた相談料のご請求書をお送りいたしますので,指定口座への送金をお願いいたします。
※法律相談を経て,交渉・法的手続等の正式な委任をいただくことになった場合には,法律相談料のご請求はせず,委任契約に基づく費用のみを申し受けることになります。
多くの方が不安定な状況に置かれる中,弁護士がお力になれることもあろうかと思いますので,お悩みのある方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
新型コロナウィルスの1日も早い終息を祈りつつ,所員一同引き続き鋭意業務に取り組んで参ります。
以上,公園通り法律事務所よりお知らせいたします。
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京都大学の潮見佳男先生を講師にお招きしての講演でした。
相続法改正については,施行に備えて勉強し,講師などもさせていただいていますが,改めて研修を受けるとまだまだ学ぶべき点が多くありました。
前半は,新設された配偶者居住権を中心に,改正相続法に関するレクチャーがありました。
配偶者居住権については,特に税制との関係についてクリアな説明があり,非常に参考になりました。
後半は,潮見先生が法制審の委員も務められている不動産登記法の改正がテーマでした。
今年の秋の臨時国会での法案提出を目指して,今まさに議論されているトピックであり,所有者不明土地問題への対策として注目されていますが,相続制度にも深く関わる改正でもあり,今後も一層動向を注視しなければならないと感じました。
講演では,中間試案段階で,ほぼ固まっているといってよいであろう事項と,今後の要検討事項(相続財産管理制度,遺産分割の期間制限,遺産分割手続がされないまま長期間経過した場合の遺産分割方法など)について概説があり,留意事項なども説明されました。
特に今後の検討事項については,相続への影響が甚大である事項が多く,改めて中間試案を精査したいと思います。
学んだ事項の再確認だけでなく,今後の法改正に向けての新たな視点も得ることができ,非常に有意義な時間でした。
これからも,このような研修には,できる限り時間を作って足を運びたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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公園通り法律事務所は,本日から2020年の業務を開始いたしました。
冬休みでリフレッシュし,一同,元気に新年をスタートしております。
恒例の「公園だより」から,各弁護士のご挨拶を掲載いたします。
本年も,どうぞよろしくお願いいたします。
所長弁護士 酒井 幸 より
新年おめでとうございます。
本年も全員元気で新年を迎えました。個別事件はもとより、顧問先からのご相談も多岐にわたり、仕事の幅もより広がりつつあります。仕事面の研鑽と共にプライベイトでも落ち着いた暮しを実現できていることが、様々なご依頼にお応えできる事務所体制を実現できている要因かと思っています。本年もさらなる充実を目指して所員一同努力を重ねてまいります。
昨年は年女だった私、所員の配慮で多少余裕のある日常を過ごさせてもらい、「月イチ文化DAY」と称して美術展やコンサート・映画などに出かけますが、昨年はノルマを超過達成。
タンゴ界の革命児アストル・ピアソラのドキュメンタリー「永遠のリベルタンゴ」、同世代のギタリスト莊村清志さんのデビュー50周年リサイタル、田中泯さんの舞踊など、心に残るものに出会えました。
旅は、夏の終わりに念願のヨルダンへ。主都アンマン近郊のジェラシュはローマ帝国に併合された時代の遺跡で、凱旋門・列柱通りなどを完備した「ローマ」そのもの。
二千年を経てなお形を留めるその存在に圧倒され・・・などと書きたいところですが、40度近い炎天下で広大な敷地を歩き回るのはなかなかの苦行でした。
その後、最大の目的地ペトラ遺跡へ。古代アラブ民族ナバタイ人によるこの遺跡群は天然の岩肌を掘って作られた巨大な彫刻群です。多数の岩窟墓は後にキリスト教施設に転用されたものもあり時代の変遷を感じさせました。
建造物の美しさだけでなく水道・ダムなどの水利設備も備わっていて、優れた文化が花開いていたことを実感しました。
その後南部のワディ・ラムに移動。第一次世界大戦中、オスマン帝国に対するアラブの反乱を支援した英軍情報部員T.E.ロレンスが拠点を置いたという約700平方キロの砂漠地帯で、奇岩が広がりベドウィン族と自然の保護区になっています。トヨタ四輪駆動車で奇岩を縫って走り、満天の星空のもとテント風コテージでの一泊は終生忘れられないでしょう。
ヨルダンは、サウジアラビア、シリア、イスラエル、パレスチナ自治区と国境を接しながら政治も治安も安定した王国で、周辺国の状況とは一線を画していました。アラビア半島の料理は国境線で変わることは無く「みなアラブ料理だ」というガイドさんの言葉が胸に残りました。
酒井 圭 弁護士 より
2019年は,月日の流れが早く,ますます1年が短く感じられた年でした。
昨年は,法人内でのハラスメント防止研修のご依頼をいただくことが増え,ようやく日本社会でもハラスメントに対する意識改革が進んできたかと,実感する年でもありました。
組織内のハラスメント調査に継続して取り組んできましたが,今後ますます,厳正な調査・的確な判断が求められる場面が増えそうです。会社の規模や,法人の種類に応じ,適切な調査プロセスのご提案,調査へのご協力ができるよう,本年も鋭意取り組んでいきたいと思います。
文科省中教審特別委員会専門委員も2期目となり,厳しい局面が続く中,法科大学院改革を模索し続ける状況が続いています。昨年は,「論究ジュリスト」秋号に収録された,法曹養成制度問題をテーマとした座談会に出席させていただき,よい振り返りの機会を得ることができました。
法曹をいかに育成すべきか,法曹志望者をいかに増やすか,考えることを諦めず,動き続けることをモットーに本年も引き続き取り組んでいきたいと思います。
今年5歳になる長女は,最近,ピアノ・バレエ・スイミングと習い事に邁進しており,共働き家庭定番の「親は休めない」週末です(笑)
実務・公務・家庭と,それぞれの場所で求められる役割があるという喜びをかみしめつつ,30代最後の1年を妥協なく過ごし,充実した40代のスタートへと繋げたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
大和田 彩乃 弁護士 より
新年おめでとうございます。振り返ってみれば、忙しいながらもとても充実した1年でした。
特に印象に残っていることのひとつは、弁護士になったばかりの頃から関わっていた案件で和解が成立したことです。当事者にとって長期間紛争状態にあることの負担は大きく、調停や訴訟のことを考えるだけで気が重くなる、場合によっては体調が悪くなる方もいらっしゃいます。紛争を終えたご依頼者の表情や声が明るくなったのを間近で感じられるのが、私にとって、この仕事のやりがいかもしれません。
もうひとつ印象に残っているのは、建物明渡しの強制執行が続いたことでした。実際に現場に行くと、何が起こるか分からない緊張感があります。経験者の話によると、中に人がいてドアの前で押し合いになったり、ときには室内に刃物を持った人が待機していたこともあったそうです。
話合いでの解決や、判決を経て任意の履行を受けられる状態を目指していても、最終手段として避けては通れないことですので、貴重な経験となりました。
弁護士会の法教育委員会や、法科大学院での学習アドバイザーも続けていて、今年は初めて、指導した学生が司法試験を受ける年です。自分の時は何ともなかったのですが、柄にもなく緊張しています。
もう新人とはいえないキャリアになってきました。これからは少しずつ、関連分野の勉強もしていきたいと思っています。本年もよろしくお願いいたします。
公園通り法律事務所は,例年どおり,弁護士3名とも今年の終わりに向けて慌ただしさが増す毎日です。
先月になってしまいましたが,母校一橋ロースクールの未修1年生向け「法律文書作成ゼミ」(民法)の講師を務めてきました。
この授業は,6コマをそれぞれ別の弁護士(卒業生)が担当し,文書作成課題を自由に出題して,事前に各回の担当者2名に答案作成をさせ,講義でその講評を行うという内容です。
私は,弁護士1年目から一昨年まで,学習アドバイザーとして,カリキュラム外のゼミ指導を担当してきたのですが,正課の講義を担当するのは今年が初めてのことでした。
事前準備から,どのような課題がよいか,訴状の起案にしようか・・・等と考えていたのですが,結局未修1年生というまだまだ勉強し始めの人も多い段階の科目,民法総則・物件の範囲の典型的な論点を含む,比較的シンプルな事例問題を出題しました。
私の回は,答案作成を希望した学生が+1名いたので,合計3通の答案が提出され,事前に添削・返却の上,当日の講義に行ってきました。
受講生がクラス15名中6名と少なく,少々残念でしたが,せっかく少人数なので講義形式にはせず,学習アドバイザーゼミと同じ形式で,私も学生の席に座り,質問・議論を交えながら授業を進めました。
せっかくなので,未修1年生の範囲を超えた,要件事実の観点からの整理に触れたり,本来の訴訟であればどのような書面を出し合うことになるか,どのような進行になるかという点も織り交ぜて話をしました。
学生さん達は,とても真剣に耳を傾けている様子で,質問にも果敢に答えようという姿勢が感じられ,好印象でした。
しばらく学生の指導から離れていたのですが,久しぶりに1年生と向き合ってみて,1コマといわずもっとロースクールの学生さん達のサポートをしたいなと改めて思ってしまう,貴重な時間になりました。
6名の受講生達が,厳しい勉強を乗り越え無事司法試験に合格すること,資格をいかし幅広い分野で活躍してくれることを心から祈ります。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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母校の恩師である山本和彦先生(一橋大学法科大学院)が司会をされ,大坪和敏先生(東京弁護士会),大貫裕之先生(中央大学法科大学院),中川丈久先生(神戸大学法科大学院)と,ご一緒させていただいています。
山本先生が,「特に法曹養成制度は,司法改革の様々な項目の中でも最も評価が分かれるテーマの1つ」だと思うと,座談会をスタートされ,法科大学院制度の評価,法曹人口,法曹の質,職域拡大など多岐にわたる論点について,出席者それぞれが意見を述べました。
私自身,非常に難しい論点についての発言を求められる場面もあり,悩みながらの回答というところも多々ありましたが,弁護士1年目から公益活動として取り組んでいる法曹養成制度について改めて整理するきっかけにもなり,貴重な機会となりました。
個人的に思い入れの深い未修者コース改革については,「残された重要な課題」という位置づけで,座談会の最後に議論されました。
法学部との連携による法曹コースの設置,司法試験の在学中受験という改革がされる中,司法試験合格という観点からは未修者がさらに厳しい戦いを迫られるという現状にあること,これを踏まえ未修者コースの改革が不可欠であることなどを述べ,私の考える具体案についても若干提案させていただきました。
文科省中教審法科大学院等特別委員会の専門委員も2期めとなり,いよいよ未修者コース改革が本格的に議論され始める見通しです。
法曹養成制度改革は難しい局面が続きますが,今後も,少しでも現状を改善することを諦めず,常に考え,行動することをモットーに,引き続き法曹養成問題に取り組んでいきたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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今回の記念大会は,研修所修了10周年(法曹になって10年目)の節目に,同期の元修習生と指導教官が一堂に会し,旧交を温める場として伝統的に開催されているものです。
司法修習生時代,28組あるクラスのうち4組の配属だったのですが,非常に仲の良いクラスで,研修所修了後も毎年かかさずクラスの同窓会を続けてきいます。
さらに,今年は記念大会の全体幹事が4組の旧友ということもあり,元修習生33名と指導教官5名中3名もご参加くださり,最多出席クラスとなりました。
会場では,司法試験合格前から苦楽を共にしてきた一橋ロースクールの同期の顔も多く,600人近い参加者の中で知り合いを探して歩く楽しい時間でした。
中でも,現在弁護士登録は外し,国連のUNHCRに所属しイラクに赴任している同期が記念大会にあわせて帰国しており,うれしい再会になりました。
全体の記念大会の後は,各クラスでの懇談会,二次会と盛りだくさんのスケジュール。
毎年集まっているとはいえ,修習時代の松島旅行以来の同期旅行に,深夜まで話は尽きませんでした。
改めて,弁護士になって10年たった感慨を感じるとともに,これからも活躍しているたくさんの同期に胸を張って会えるよう,堅実な仕事を重ねていこうと気の引き締まる思いもしました。
研修所の最終講義の際にある教官から贈られた,「法曹がエリートかと問われれば,私はエリートだと答えるでしょう。しかし,それは『選ばれた者』という意味のエリートではなく,『一生勉強し続ける道を選んだ者』という意味においてのエリートです。」という言葉があります。
お話し下さった教官も,ご自身が指導を受けた教官の言葉の引用であると話しておられた気がしますが,日々の忙しさを言い訳に勉強を怠ることがあってはならないと自分を奮い立たせるときに,今でも素晴らしい効果を発揮してくれています。
記念大会では,司会を務めさせていただき,よい思い出にもなりましたが,あわただしく写真がほとんど撮れなかったのが少々残念でした。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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昨年末頃に講演のご依頼を受け,私自身の勉強にもよい機会と思い,改正された条文や文献にあたりながら準備をし,当日に臨みました。
以前から,逐次情報のアップデートはしていたのですが,これを機にと思いさらに書籍を買い足したので,相続法の本があふれてしましました(笑)
講演では,相続法改正の概要,相続手続の流れについての基礎知識の確認の後に,改正で要件が緩和された自筆証書遺言や新設された配偶者居住権について解説し,その後具体的なケースに沿って遺言のプランや遺産分割協議の解決案についてイメージをご説明しました。
遺言の果たす紛争防止の役割について重点を置き,具体的な遺言案や,公正証書遺言作成の手順などもご紹介しました。
会場は銀座アスターのパーティールームで,参加者の方との距離も近く,非常に真剣に耳を傾けて下さっている空気が伝わり,ついつい話に熱が入って,1時間めいっぱい話をしてしまいました。
質問の時間が十分に取れなかったことが反省点ですが,講演に引き続いての会食で,するどいご質問をいくつかいただくことができました。
約35名の先輩方にご参加いただいた上,概ね好評だったようでほっとしたところです。
いよいよ改正法の本格施行が間近になりました。
さらに知識をアップデートして,ご相談・ご依頼に備えたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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私が見たいなと思う映画は、上映期間が短いものが多くて、大部分を見逃してしまうのですが、ここで見られるものが多いことを発見。
2月、ドキュメンタリー「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」をさっそく見に行き、心が震えました。
気になっていた新進監督の「赤い雪」が3月末から上映と知り、先日、見てきました。
長編映画初メガホンの若い監督だというのに、永瀬正敏、井浦新、佐藤浩市・・・という出演者の顔ぶれでは、それだけで気になるではありませんか。最終回後の、監督・出演者のトークショーにも惹かれて・・・。
暗い映画です。重い映画です(以下、映画の内容に言及しますので、見る予定の方はご判断下さい。)
何かを経験した人が、事実だと思っていることは、本当に「事実」なのか。
その思い込みの基礎となっている記憶のあいまいさや、記憶の欠落に、映像は真っ向から迫っていきます。
ある雪の日、1人の少年が、突然、姿を消します。
1人の女性が誘拐容疑者とされますが、完全黙秘で無罪になったらしい。
30年経ち、ある新聞記者が、その誘拐事件と、後に容疑者女性の身辺で起こった不審な火災事件の関係に気付き、事件を追い始めます。火災現場には、少年の焼死体もあったのです。
しかし、事件は全て時効で、闇の中。
記者は、両事件の目撃者であるはずの容疑者の娘と、失踪直前の状況を知っているはずの少年の兄に、迫っていきます。
容疑者であった母に虐待され、ネグレクトされて育った娘と、弟の失踪により家庭が崩壊した孤独な兄。
過酷な生育歴の2人は、その記者の登場により、直接、対峙して行くことになります。
2人は、何を覚えているのか、何を忘れてしまったのか、忘れたのは何故なのか・・・。
カラー映画なのにモノクロかと思うような、ロケ地山形県新庄市の雪景色が、主人公達の心の風景を際立たせます。
凄まじい生を余儀なくされた主人公達を描いているのに、見終わって2日たった今日、直後の悲壮感が薄れています。
「記憶」という難しいテーマに挑むため、主人公達に厳しい人生を与えてしまった脚本家甲斐さん。でももう一人、あの主人公達を愛おしむ監督甲斐さんがいて、あのスクリーンの裏側に、その愛が映し出されていたのか・・・と思えます。
様々な思いに沈んで見終わった後、甲斐さやか監督、主演の菜葉菜さん、そして記者役の井浦新さんがトークショーに登場。
その脚本に惚れ込んで豪華キャストが集まったとのことですが、監督の甲斐さんは、明るい、飾り気のない、とてもフランクな印象の方。
撮影時のことなど楽しそうに話されました。無駄な言葉のない、研ぎ澄まされた硬質の脚本を書かれた方とは思えない、柔らかい雰囲気の方でした。
そして、私の好きな俳優井浦新さん。Eテレの「日曜美術館」は、美術愛好家としてのキャスター井浦さんの感性に触れることができるのが、楽しみの一つでした。お話の弾み方は、俳優としてだけではなく、このようなご経験が生きておられるのでしょう。
主演の菜葉菜さん。こんなに小柄で華奢な方かと、驚きました。演技、ド迫力でした。俳優さんって、凄いと思いました・・・。
質問がある人にマイクを渡してくれたので、ちょっと図々しく手を上げました。
監督には、記憶の喪失・欠落ということと、記憶の変容ということをどのように考えておられるのかということ。俳優のお二人には、役が、自身の日常とかけ離れている場合(菜葉菜さん)と、比較的日常に近い役柄の場合(井浦さん)と、それぞれ、役への向き合い方がどのように違ってくるのだろうかと、お聞きしてみました。
監督は、ご自身の経験としても、記憶の変容は日常的にあること、ある意味それを受け入れなければ、人間生きては行けないほどのこともあるのでは、、、という深い洞察をなさっていました。
井浦さんは、結構長く、今回の役作りの中での変遷を含めてお話し下さいました。記者の素性が次第に分かってくるあたり、観客も役柄への印象が変わっていきます。観客のそのような変化を予想しながら役作りをされるようで、プロの仕事はそうなんだと、敬服。「二十六夜待ち」という映画で、記憶喪失者を演じておられた井浦さん。きっと、この映画で、深められた事がおありだったのではないかと思います。
そして菜葉菜さん。難しい役で、ひたすら監督の要望に応えること、応えきることであったと。これも、迫力あるお答でした。
3人とも、時間を取って、真剣にお話し下さり、感激でした。
閉館時間を過ぎるまで続いたトークショー。
お疲れだったでしょうに、プログラムへのサインをサービスしてくださいました。
私も列に並び、サインをゲット。井浦さんは、結構複雑なサインで、書くのに時間がかかるのです。それを厭わないで、丁寧に書いて下さいました。
甲斐監督には、思いがけず、「良い質問をありがとうございました」と言葉をかけられました。話したいことを話せる質問になったのかと、うれしかったです。
甲斐監督には、「女性監督」の「女性」はいらない。難解と言われることにたじろがず、このまま、まっすぐ、良質の映画作りに邁進していただきたいです。
井浦さん、これからも、ファンとしてフォローさせていただきたいと思います。
菜葉菜さん、次の変身が楽しみです。
投稿者:弁護士 酒井 幸
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(新年の公園だよりに掲載したコラムの抜粋です。)
イメージしていただきやすいようAさん一家をモデルにご説明します。
(Aさんの主な財産)
自宅不動産(時価2000万円)
預金(2000万円)
遺産総額:4000万円
Aさんは,家族が相続でもめないよう,遺言を書くことにしました。
手書きの遺言が書きやすくなる
現行法では,自筆で作成する遺言は全文を手書きしなければなりません。高齢者には,あるいは遺産が多岐にわたる場合にはとても負担です。
改正法では,不動産や預貯金明細などの遺産目録はパソコンで作成できることになり,負担軽減が期待されます。
自筆遺言を法務局に保管
現行法では,自筆遺言は家庭裁判所で「検認」手続を受けなければなりません。改正法では,法務局に遺言を保管してもらう新たな制度ができ,その場合,検認は不要になります。施行は2020年7月10日からです。
Aさんは,遺言を書かないまま,自宅介護を受けながら亡くなりました。妻B・長女C・長男Eで遺産分割協議をすることになります。
配偶者は自宅に住み続けながら他の遺産も受け取りやすくなる
妻Bが自宅に住み続けるため時価2000万円の不動産を相続すると,それだけで法定相続分全部をもらったことになります。預金は受け取れないので,その後の生活維持に不安が残ります。
改正法では,「配偶者居住権」が新設され,不動産そのものではなく「自宅に住む権利」だけを相続できることになりました。この居住権の評価については固定資産税評価額をベースとした指針が示されており,不動産の時価より大幅に下がると想定されます。
配偶者居住権の評価額が仮に1000万円であれば,妻Bは,法定相続分に満つるまであと1000万円分の預金を受け取ることができ,生活不安を解消できるでしょう。
新設された預金の仮払制度
預金は,簡単な割り算で法定相続分相当の金額を計算できます。では,遺産分割協議がまとまる前に,各相続人から銀行に,自分の相続分相当額の払い戻しを単独で請求できるでしょうか?答えはNOです。
平成28年最高裁判所は,預貯金も「遺産分割の対象である」と判断し,分割協議が終わるまでは各自単独で払戻しはできないことが確定しました。
しかし遺族は,Aの死後,葬儀費用や未払の介護費用などを支払わなければならず,現金が必要です。このような場合に不都合が生じないよう,改正法には,一定の場合に預貯金の仮払いを認める規定が新設されました。
介護などに貢献した人も遺産をもらえる
Aさんの自宅療養中,長男の妻Eが献身的に介護し,Aさんは深い感謝の内に亡くなりました。現行法ではこのような場合でも,法定相続人ではないE自身が相続において権利主張はできません。
改正法では,社会の現実に目を向け,介護などへの貢献を適切に評価するため,Eは相続人らに対し,貢献度に応じた支払いを請求することができることになりました。
Aさんは,遺言は書きませんでしたが,妻Bに自宅不動産を生前贈与しておきました。
配偶者への住居の贈与は特別扱い
Aさん死亡時点の遺産は預金だけです。しかし相続法では,過去に行なった贈与の多くを相続時に存在するものと見なし,遺産に加算して分割協議を行ないます。結局,妻Bは相続手続で自宅を相続するのと同じ扱いで遺産分割をしなければならず,相続分の割合から見ると,生前贈与はあまり意味を持ちませんでした。
改正法では,結婚期間が20年以上の夫婦であれば,配偶者から譲渡された不動産(生前贈与のほか遺言による遺贈も含む)は,遺産に含めなくてよいという前提で譲渡されたものであると推定すると規定しました。これにより妻Bは,既に自分名義となっている不動産のほかに,預金2000万円の2分の1である1000万円を相続できることになります。
このほか,遺留分の減殺請求は金銭請求が原則となるなど,相続手続に大きな影響があると思われる改正もあります。当事務所では,改正法に習熟し,皆様のお役に立ちたいと考えております。
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今年は,本日7日からの始業とさせていただき,所員一同元気に出勤し初日から忙しくしております。
毎年恒例の「公園だより」,本年も発行いたしました。
今年も各弁護士のご挨拶を抜粋して,ご紹介させていただきます。
本年も,皆様のお役に立てるよう,一同業務に邁進してまいりますので,よろしくお願い申し上げます。
【所長挨拶】
新年おめでとうございます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
本年も、事務所メンバー全員、元気で新年を迎えることができました。
事務所の若手は、仕事が面白くて仕方のない時期を迎えています。
お引き受けする仕事の増加で、皆、多忙な毎日ですが、担当事件を客観的に見られる視点も大事です。心に余裕をもって自分磨きができるよう、所員の日々の生活への気配りが大事だと思うこの頃です。
昨年9月、久しぶりにカンボジアを訪問し、古い友人たちと旧交を温めました。上智大学アンコール遺跡調査団の一員としての初訪問は内戦終結前の1990年。翌年パリ和平協定成立、国連平和維持活動による基礎からの国造りが始まり、内戦終結後の激変を見てきました。
再開されたプノンペンの王立芸術大学は、知識階級が率先して虐殺されたため教員が少なく、調査団は遺跡現地調査の前に考古学・建築学などの集中講義をしました。
私も法の支配という考え方を土台に、文化財保護法の体系など講義をしたのでした。
当時の学生達はその後日本その他に留学して学位を取り、今や遺跡保存機構や文化省の最前線で活躍中。
調査の案内役だった私と同世代の旧友は、組織の高官です。ひと晩懇親の場を持ち、頑張ってきた彼らの存在に私自身が常に励まされてきたことへのお礼の気持を伝えることができました。
うれしかったのは、次世代に法律家が次々と生まれていること。フランスのリヨン大学法学部を終え首都プノンペンで弁護士になるというお孫さん、父親の日本への留学に幼少時家族で同行し、今は国費留学生として一橋大学法学部に在学しているという娘さんも来てくれました。日本の法科大学院を修了、昨年6月にソルボンヌのLLMを首席卒業したという息子を持つお父さんもいます。
遺跡調査団とは別に、日本の法律家初のカンボジア司法状況調査団を組織したり、その仲間と、日本法の易しい基本書を翻訳・出版して無償配布したこともありました。今、若い人たちの中に、「法による社会」を作ろうという機運が芽生えています。
この国がもっと変わっていく力を持っていることを、身近なところで確信できた良い旅になりました。
【酒井圭弁護士より】
2018年は,「みんなの法律入門」特集の執筆から始まった1年でした。
法学部の学生さんはもちろん,法律のエッセンス部分を急いで知りたい社会人の方にも向けた入門企画で,いかに法律に対するハードルを下げられるか,チームで編集会議を重ねました。
6月末には無事すべての原稿が脱稿。法学セミナー8月号に掲載できました。
日常業務の傍らで原稿に向かう毎日はハードなものでしたが,メンバーとの執筆作業(事務所に数人「缶詰」でPCに向かった日もありました。笑。)は,とても楽しく充実した時間でした。
昨年も,引き続き,中小企業様の日常法務,組織内のハラスメント問題の解決に取り組み,個人のご依頼者からは家事事件のご依頼を多くいただきました。
事件途上での丁寧な対応が成果に繋がることを特に感じた1年でもあり,本年も,多忙を言い訳にすることなく常にベストを尽くすことを,新年の抱負としたいと思います。
3歳になった長女とも,日々かけがえのない時間を過ごしています。就寝前の絵本の読み聞かせを日課にしているのですが,10冊近くせがまれる日もあり,睡魔との闘いです(笑)保育園も大好きで,少しでも早く迎えに…とギリギリの少し前に駆け込むと「ママ,今日早すぎる!!」と怒られ,時には泣かれ切ないくらいです。
昨年12月に弁護士10年目を迎えました。
中堅と呼ばれる年次にふさわしい,ご依頼者に満足いただける仕事を積み重ねていきたいと思います。
【大和田彩乃弁護士より】
昨年入所のご挨拶をさせていただいてから、もう1年経ってしまったのか!というのが今の正直な気持ちです。日々懸命に仕事をしていると、1日が、1週間が、1ヶ月があっという間に過ぎていきます。
1年間、大変なことや、思うようにいかずにもどかしい思いをしたこともありましたが、思い出すと、不思議と嬉しいことの方が多かったような気がしてきます。
特に、1審で敗訴した事件の控訴審を担当し、逆転勝訴の判決をもらったことは印象に残っています。勝訴の喜びとともに、相手は逆転“敗訴”したことを考え、一見有利に見えても決して油断してはいけないということを痛感しました。慢心せず、最後まで丁寧に仕事をすることが、今年のテーマになりそうです。
昨年から,母校である一橋大学法科大学院で、在学生の学習アドバイザーを始めました。この制度は、法律実務家となった卒業生が、ゼミ形式で後輩の受験指導を行うものです。
学生の頃は教える立場のことは深く考えずに受講していましたが、その立場になってみると、苦労が身に染みます。
学生への指導は、日常業務とは違った意味での大変さや緊張感もありますが、先輩方にお世話になった分を、少しずつ後輩に還元できればと考えています。
弁護士になって3年というひとつの節目を終えました。
今年は、これまで積み重ねてきたことをベースに、新たなことにも挑戦していきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
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8月13日(月)〜8月16日(木)
8月17日からは通常業務となります。
この間の新規お問い合わせは,ウェブサイトお問い合わせフォームにいただければ,
17日以降返信させていただきます。
投稿者:弁護士 酒 井 圭
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今年は酷暑が続いていますが,明日明後日は多少暑さが緩むようです。
縁日では,公園通り商店会のUNIQLOさんが,初の出店予定とのことで,オリジナルTシャツ作成ができるそうです。
恒例の地元小学生体験企画の出店もあり,今年もかわいい店員さん達の出店も楽しみです。
縁日は13:00〜21:00開催なので,涼しくなる時間帯にも楽しんでいただけるかと思います。
短い時間でも楽しめると思いますので,お近くの皆様ぜひお立ち寄り下さい!
投稿者:弁護士 酒井 圭
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法学部生だけでなく,他学部の学生さんで法律に触れてみたい方,忙しい中で法律のエッセンス部分をつかみたいという社会人の方にも向けて,ハードルの低い入門企画を目指しました。
企画取りまとめと,導入・中盤・結びの「対話」部分の執筆を担当させていただきました。
法律の勉強になかなか面白さを感じられない法学部生の聡太君,法律なんて自分には無関係だと思っているゆるキャラ社会人の渡辺さん,この二人に法律の入り口をレクチャーする中村弁護士の3人の会話を通し,法律の入り口の更に入り口部分をご紹介することを目指して執筆しました。
さらに本編では,難しく固いイメージの強い法律の世界を身近なものとして感じられるよう,各執筆者が,家庭や職場での「会話」形式を中心に事例を紹介しています。「人の一生と法律問題」・「働く人の法律問題」・「お金にまつわる法律問題」・「刑事手続きにかかわる法律問題」・「IT・情報と法律問題」という,日常生活や社会生活で直面する事例を取り上げ,どのような法律上のルールが定られているのか,どのような法律が解決に役立つのか解説しました。さらに,目線を変えて,法律の成り立ちや目的の掴んでもらえるよう,3つの法律の第一条に着目して解説をするページも設けました([対話]「法律」のハードルを下げよう本文より抜粋。)。
信頼するロースクールの先輩,同期,後輩と事務所の元兄弁との共同,ロースクール恩師にも助言をいただいての企画で,どのような工夫をすれば読者の方にわかりやすく伝わるか議論する過程も,大変楽しく充実したものでした。
「法律」に取っ付きにくさを感じておられる方,法律なんて自分には関係ないと思っている方にこそ、読んでいただきたい企画です。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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今年は,昼休み弾丸お花見もままならず,今日,霞ヶ関からの帰りに,井の頭公園をのぞいてきました。
桜は既に散り始めていましたが,まだまだ十分楽しめました。
青空がけぶるような桜で,束の間の息抜きになりました。
今週末頃までは,吉祥寺が1年で1番賑やかな時期が続きそうです。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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2月は短いので気がついたら3月,そして4月・・・2018年も3分の1終わってる!となりそうな今日この頃です。
今年はよく雪が降りますね。
雪が降ると思い出す詩があり,今日も,「あぁ,雪が降るとあの詩を思い出すなぁ・・・。」と思いながらも,
本文が全然思い出せず,所内で,「あの『父さんの肩にしんしんと,雪降り積もる』みたいな詩なんだっけ?」と聞いてみたのですが,誰もわからず。
調べてみたところ,
「太郎を眠らせ,太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ,次郎の屋根に雪ふりつむ。」
(三好達治作『測量船』(講談社文芸文庫)より)
でした。
全然父さん出てこないし,肩にも積もっていませんでした(笑)
でも,やはり雪といえばこれという,よい詩だと思いました。
ちなみに,太郎と次郎を眠らせたのは母親という解釈が一般的なようですが,
子育ては父親にも当然平等に責任があることなので,父親という解釈もありだよな,と思いました。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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月曜日は,公園通り商店会の新年会で,こちらは,所長と大和田弁護士が参加しました。
日ごろから親しくお付き合いさせていただいている商店会のメンバーのみなさんと,今年もわきあいあいと盛り上がったようです。
今年は,吉祥寺での大きなイベントを企画構想している方もおられるとか。楽しみですね。
写真は,会場の第一ホテルさんからいただいてきたアレンジです。
第一応接と第二応接に飾らせていただきました。
引き続き,昨日は武蔵野商工会議所の新年会でした。
こちらは,所長,私,大和田弁護士の3名で参加してきました。
松下玲子新武蔵野市長からの短くも,明るくインパクトのあるご挨拶もあり,会場は,今年も地元を盛り上げていこうとの熱気でいっぱいでした。
(約350名の参加者で,本当に暑いくらいでした。)
仕事の関係で事務所に戻らなければならず,1時間程度で失礼したのですが,後ほど商工会議所の事務局の方から,3人とも新年福引の部会賞が当たったとのご連絡が!
今日取りに行ってきます。楽しみです。
仕事の後,地元行きつけのスペインバル,「bar de 木や゛」さんに寄って,パエリヤ初めしてきました。
今年も,引き続き地元に根差しながら,都心・多摩西部地域の皆様にもアクセスしていただきやすい事務所となれるよう,業務に邁進していきたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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新年に発行いたしました「公園だより」から,各弁護士のご挨拶をご紹介しますので,ご笑覧下さい。
本年も,公園通り法律事務所をよろしくお願いいたします。
2018年が皆様にとって実り多き年となりますように!
【所長挨拶】
新年おめでとうございます。みなさまお元気で新たな年をお迎えになりましたでしょうか。
昨年は、当事務所には大きな変化がありましたが、所員一同、元気で新年を迎えることができました。2015年初めに入所した澤田真哉弁護士がキャリア10年目を迎え、昨年9月に満を持して独立、池袋に友人と新事務所を立ち上げました。
暖かい人柄と誠実な仕事ぶりで当事務所に貢献してくれましたが、これからも多くの方々の力になっていってくれるでしょう。
代わって、7月末から大和田彩乃弁護士がメンバーに加わりました。一橋大学法科大学院出身で、圭弁護士がゼミ指導をした後輩です。
明るく気さく、パワフルな持ち味で困難な事件にも立ち向かってくれることと思っています。
昨年も、ご依頼を受けた案件は丁寧に望ましい結果に近づくよう対応を重ね、“地味にスゴイ(!)”を目指しました。
ホームページを見てご来所下さる方にも、20年、30年前のご依頼者からのご相談にも、若手の新知識と私の経験とを合わせることが良い結果になっていると思える日々でした。
年始めにはラオス一人旅をしました。古都ルアンパバーンで数日を過ごして、空路南へ移動。小さなクルーズ船で大河メコンをカンボジアとの国境に近いコーンパペン滝までのんびりと下りました。
滝は大小無数が連なり、幅は世界最大で約10km。途中下船してクメールの遺跡ワット・プーへ。
アンコールワットを白眉とするクメール遺跡はカンボジア国内だけでなくインドシナ半島に分布しますが、タイ、ヴェトナムに続き、ようやくラオス領内のこの遺跡を訪れることができました。
独特のシルエットを際立たせる聖なるカオ山を背後に鎮まるその全容は、忘れがたい景色の一つとなりました。
テニスとスポーツジム通いを続けていることが、精神的にも元気でいられる大きな力になっていると実感しています。
これを暮らしの基本に、健康な1年を過ごしたいと思っています。本年も、どうかよろしくお願いいたします。
【酒井圭弁護士より】
2017年は,あっという間に過ぎ去った怒涛の1年でした。企業のご依頼者からの日常法務のご相談も増え,1つ1つの会社の案件に時間をかけてじっくりと取り組む機会も増えています。
また,個人からのご依頼も多く,中でも離婚やお子さんにかかわる深刻なケースについて,長期にわたりご依頼者とともに厳しい局面に立ち向かう案件もありました。
今年も勉強を怠らず,業務に邁進したいと思います。
7月には,母校一橋大学法科大学院で指導を続けてきたゼミの教え子である大和田彩乃弁護士が入所し,ともに日々の業務に取り組んでいます。
明るい人柄としっかりした文章力で,期待以上の即戦力になってくれています。私自身も,後輩を育てる立場になり,身の引き締まる充実した毎日です。
8月には入れ替わりで澤田真哉弁護士が独立しました。人柄の良い頼れる兄弁の旅立ちは寂しいものでしたが,連携できる事務所が増えたという心強さもあります。
弁護士になって以来,自分の公益活動として位置付けてきた法曹養成制度に関する活動では,文部科学省中教審特別委員会本会議にも委員として出席させていただくようになりました。
法科大学院制度改革は,非常に厳しい局面が続いていますが,少しでも未来につながる改革が実現するよう,本年も変わらず微力を尽くしたいと思います。
このような制度の問題への取り組みとともに,昨年まで, 完全難聴という障害を抱える卒業生の学習サポートを続けてきました。
彼は,果敢に二回目の司法試験にのぞみ,見事合格を報告してくれました。
ゼミ生の合格報告は,みな嬉しいものですが,ひときわ感慨深い合格でした。
昨年に引き続き,やりたいことは諦めない,欲張りな1年にしたいと思います。本年も,よろしくお願い申し上げます。
【大和田彩乃弁護士より】
私は弁護士になってより弁護士法人筑波アカデミア法律事務所において執務しておりましたが、昨年7月末、縁あって公園通り法律事務所に入所いたしました。一橋大学法科大学院の出身で、当事務所の酒井圭弁護士の後輩にあたります。
私は、親戚や知人に法曹関係者はおらず、裁判等に関わったこともなかったので、弁護士とは無縁に育ってきました。そういった環境に育った私にとって、「弁護士」は住む世界の違う人達であり、困ったことがあったからといって、気軽に相談できる相手ではないと思っていました。
私と同様に弁護士と無縁に育った多くの人達は、同じように思っておられるのではないでしょうか。
病気になったときに医者のところへ行くのは簡単なのに、法的なトラブルを抱えたときに弁護士のところへ行くハードルは高く、避けてしまいがちです。それでは、本当に弁護士を必要とする人が、弁護士にアクセスすることができません。
それなら、いっそ自分が相談しやすい弁護士になってしまおう、というのが、私が弁護士になった理由のひとつです。同じ世界に住んでいて、気負わずに相談できる弁護士と思ってもらえることが、私個人としての最初の目標です。
昨年度からは、東京弁護士会の法教育委員会に所属し、学校に赴いて模擬裁判の指導をしたり、裁判所で傍聴の引率をしたりしています。
子どものうちからこのような機会を持つことで、司法制度や、それに関わる弁護士を身近に感じることができますし、親世代も、子どもを通して、これまでとは違った印象を持つかもしれません。
そうして少しずつ、弁護士へのアクセスが容易な世の中になっていくといいな、と思いながら活動しています。
今年はいよいよ弁護士3年目になります。もう3年目というプロ意識と、まだ3年目という謙虚さをもって、ますます皆様のお役に立てるよう努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今年も例年通りかそれ以上に忙しい日々に,所員一同鋭意業務に取り組んでまいりました。
今年はメンバーの入れ替わりもあり,変化の年になりましたが,公園通り法律事務所は,変わらずエネルギー溢れる1年でした。
2018年も,あっという間に最終日…ということになりそうな予感がしますが,
日々の業務に真摯に取り組み,勉強を怠らず,地に足をつけた1年としたいと思います。
寒さも厳しくなってきましたが,皆様には,よい新年をお迎え下さい。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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約3年間の当事務所在職中は,ご依頼者から信頼されるあたたかい人柄と,粘り強い事件対応で,多くの案件に活躍してくれました。
新たに立ち上げる事務所も,ご依頼者の支えとなる素晴らしいものとなると思います。
今後のさらなる活躍を祈り,送り出したいと思います。
以下,澤田弁護士から退所のご挨拶です。
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このたび私は平成29年8月31日をもって当事務所を退所し,新たに宇賀村・澤田法律事務所を立ち上げることとなりました。
これもひとえに皆様方のご厚情とご支援のおかげと心より感謝申し上げる次第です。
また、当事務所での在職期間中には,吉祥寺地域の皆様をはじめ,多くの皆様にお世話になり誠にありがとうございました。
今後もサービスの専門性・迅速性を高め,最善の解決方法をご提案できるよう,従来にも増して研鑽努力していく所存です。
引き続き一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
なお、新事務所は、下記の住所にて9月1日より業務を開始しております。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただければと存じます。
末筆ではございますが、皆様のさらなるご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
〒170−0013 東京都豊島区東池袋1−25−3 第2はやかわビル8階
TEL:03-6907-3085 FAX:03-6907-3086
宇賀村・澤田法律事務所
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新メンバーが加わった公園通り法律事務所を,今後ともよろしくお願いいたします。
以下,大和田弁護士から,入所のご挨拶です。
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このたび、公園通り法律事務所にて執務することとなりました。
酒井圭弁護士は、一橋大学法科大学院時代の先輩であり、
司法試験の受験にあたって、2年以上学習アドバイザーをしていただいた、恩師の1人です。
これからは、事務所の一員として、受験生時代以上に勉強に励み、
精一杯がんばって、恩返しをしていきたいと思っています。
弁護士2年目になり,日々の仕事をとおして感じるのは、人は何かトラブルを抱えると、
気持ちが暗くなり、生活全体に悪い影響が出てしまうということです。
事件の解決はもちろん、解決するまでの間も、
依頼者の方が少しでも前向きに過ごせるよう,またトラブルのない新しい人生を送ることができるよう尽力して参ります。
また,企業の日常法務に携わるにあたっては,迅速で丁寧な対応を心がけて取り組んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2017年8月1日
弁護士 大和田 彩乃
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久しぶりのマーキュリータワーでした。
立ち上げから事務局としてかかわってきていたため,昨年までは準備に追われ,無事に終わってほっとする繰り返しでしたが,昨年,後輩に引き継ぎを終えて,初めて気軽に楽しむ側で参加させてもらいました。
総会の事前企画として,組織内弁護士4名が登壇しての座談会と,同窓会5周年をテーマとした法学研究科長からの基調講演がありました。
組織内弁護士座談会では,大手のIT企業や官庁などで,法を運用するというオーソドックスな法律家の立場を離れ,立法や公共政策に弁護士として関与する面白さなどを聞くことができ,とても興味深かったです。
改めて,様々な分野で活躍している同窓生がいることを実感しました。
また,登壇者の1人が,学習アドバイザーとしてゼミ指導にあたっていた後輩だったのですが,インハウスロイヤーとしていろいろなことを考え,感じながら仕事をしている様子を垣間見ることができ,感慨深かったです。
基調講演では,遅れている法曹界のグローバル化に対応するため,今後一橋法科大学院がどのように変わっていくべきか,また具体的な取り組みなどについてお話しがありました。
私が在学していた当初と比べ,海外でのエクスターンシップや留学の機会が手厚くなっている様子で,後輩たちにはぜひ機会を生かして欲しいと思いました。
法曹リカレント教育についても,興味深い紹介がありました。
懇談会では,仲のよい同期だけでなく,先輩・後輩たちとも話ができ,例年同様楽しい時間でした。
引き継いだ後輩たちもしっかりと会を進行してくれており,頼もしい限りでした。
参加者が例年に比べ少々少ないのが残念でしたが,最後に事務局長から,同窓会はいつも開かれていて,毎年でなくともよい,いつでも来られるときに参加できる場でありたいという趣旨のスピーチがあり,そのような気持ちで今後も続けていって欲しいと,強く思いました。
来年は,今年会えなかった方々にも会えるよう,また足を運びたいと思います。
法科大学院制度は難しい変革の局面を迎えていますが,母校には,一橋らしい実直な法曹養成を続けていって欲しいと切に願います。
また,今後もそのために卒業生としてできる限りのサポートを続けていきたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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年明けから,大変忙しい毎日ですが,所員一同元気に頑張っています。
昨夜は,若手経営者の方が集まる会合で講師を勤めてきました。
業種も規模も様々だったので,オーソドックスに債権管理・回収をテーマに選びました。
取引開始段階→取引中→未回収発生後の交渉段階→法的手続と,各段階のポイントについて解説し,
最後に「弁護士の上手な使い方」についてアドバイスさせていただきました。
取引開始段階での信用調査や契約書作成のポイント,回収段階での公正証書の作成の部分では,特に熱心にメモを取っておられる方が多かったです。
みなさん真剣に聞いて下さり,充実した時間となりました。
反省点としては,2回ほど笑いをとろうとしたのですが,ことごとく滑ったことです(笑)
次回は適度に笑いもとれる講演を目指して頑張ります。
投稿者:圭
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この事件では,被相続人である祖父が,税理士から相続税の節税についての助言を受け(相続税の基礎控除額は,法定相続人の人数が多いほど増えます。),長男の子である孫と養子縁組をしています。
この養子縁組により,節税の効果は得られますが,他の法定相続人(長女と次女)からすると,自分の法定相続分が減ることになるため,養子縁組の無効確認を求め,自分たちの養子縁組前の相続分を取り戻すという利益があることになります。
民法の定める,養子縁組の無効事由の1つに,以下の規定があります。
民法802条 1号 人違いその他の事由によって当事者間に縁組みをする意思がないとき。 |
長女と次女は,相続税対策目的での養子縁組には,「縁組みをする意思がない」から無効であると主張し,この点が大きな争点となりました。
この点について,一審・二審の各裁判所は以下のような判断をしました。
【一審(東京家庭裁判所)】
祖父(被相続人・養親)が自分で養子縁組の届出に署名していることから,養子縁組の意思があったとして,養子縁組の無効主張を退けました。
【二審(東京高等裁判所)】
祖父(被相続人・養親)には,専ら節税目的で真の親子関係を築く意思はなかったとして,養子縁組の無効を認めました。
養子縁組の無効を認めた高裁に対し,最高裁は,「専ら相続税の節税のために養子縁組をする場合であっても,直ちに当該養子縁組について,民法802条1号にいう「当事者間に縁組みをする意思がないとき」に当たるとすることはできない。」と判断しました。
この結論を導いた理由として,最高裁は「養子縁組は,嫡出親子関係を創設するものであり,養子は養親の相続人となるところ,養子縁組をすることによる相続税の節税効果は,相続人の数が増加することに伴い,遺産に係る基礎控除額を相続人の数に応じて算出するものとするなどの相続税法の規定によって発生し得るものである。相続税の節税のために養子縁組をすることは,このような節税効果を発生させることを動機として養子縁組をするものにほかならず,相続税の節税の動機と縁組みをする意思とは,併存し得るものである。」ことを指摘しています。
養子縁組には嫡出子の身分を発生させるという法的効果があり,これに伴い,様々な法律関係(扶養義務の発生,養親の氏への変更等)が生じます。法定相続人としての地位が生じることも,その1つです。
相続税法が,法定相続人が多いほど基礎控除額が高くなるという仕組みをとっており,基礎控除額の増額(=節税)のために法定相続人を増やすことを企図して養子縁組を行うことは,まさに養子縁組によって生じる法律関係の1つを発生させることとを目的にするものといえます。したがって,縁組みの意思と節税の動機とは,当然併存し得るものであり,節税目的による養子縁組であったからといって,直ちに縁組みの意思がないという認定はできないという趣旨と思われます。
これまでも,相続税の節税を目的とした養子縁組は行われてきており,いわゆる「家名」を存続させる目的での養子縁組も行われているのが実情です。また同姓の法律婚が認められていない日本では,同姓のパートナーに財産を相続させるという目的を実現するため,養子縁組がされる例もあります。
このように,養子縁組は,嫡出子の身分取得に伴い様々な法律関係を発生させる制度であり,相続や氏の変更などを目的として養子縁組を行うことは,社会的に行われてきました。最高裁の判断は,このような現状に即したものといえると思います。
以上は,私見ですが,この最高裁判例は非常にコンパクトに書かれており,行間の趣旨が読みにくいところがあると感じました。
今後,最高裁調査官解説等の判例解説にあたり,理解を深めたいと思います。
投稿者:圭
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今年も,事務所隣の第一ホテルさんで賑やかに新年の顔合わせでした。
参加者70名ほどでしたが,商店会に加入して6年になるので,さすがに顔見知りの方ばかりになりました。
佐藤会長の挨拶では,5月1日に井の頭公園が100周年を迎える節目の年に,チーム公園通り一丸となって取り組んでいきたいとのお話がありました。
イベントなども多く開催されるようで,とても楽しみです。
来賓の村上市長からは,昨年亡くなった,井の頭自然文化園の象のはな子の追悼銅像の募金が1000万円を超え,当初の1.5メートル規模の予定から,2メートル近くまで大きくなりそうな見込みとのお話がありました。
同じく来賓の武蔵野市立第一小学校校長清水先生からは,児童会が募金に協力したいと頑張っているとのことで,はな子はさらに大きくなるかもしれません。
吉祥寺駅の北口広場に設置予定とのことで,渋谷の「ハチ公前」のように,吉祥寺の「象のはな子前」が待ち合わせスポットになる日も近そうです。
(ちなみに,国会議員からは自民党の土屋さん,民進党の菅さん(スピーチ順)が来ておられましたが,どちらも,コンパクトなスピーチで素晴らしく,今年の進行はとても順調でした。笑。)
また,吉祥寺の歴史ある映画館バウスシアター(残念ながら2014年に閉館)のオーナー,本田拓夫さんからは,ゼネラルプロデューサーとして製作されている,井の頭公園を舞台にした映画「PARKS パークス」が,いよいよ4月公開となるとのニュースが。
こちらも井の頭公園100周年記念事業の1つだそうです。
橋本愛さん,染谷将太さんの出演に加え,本田さんの一押しは,期待の若手永野芽郁さんとのこと,ぜひ見に行きたいと思います。
公園通り商店会の新年会では,例年GW頃に開催される吉祥寺音楽祭(きちおん)の優勝バンドに余興で来てもらうのですが,今年は,「bwpとファンキーヘッドライツ」のみなさんが来てくれました。
早稲田出身のメンバーのみ,全員本職は別にある中バンド活動をしているグループと聞いていたので,同窓生として,興味津々でした。
オリジナル曲から始まり,ビリー・ジョエルの「Just the Way You Are」,寺尾聰さんの「ルビーの指環」から,商店会のみなさま向けということで,街が賑わう「ウイークエンド」というオリジナル曲で締めでしたが,
私が出席させて頂くようになってからの新年会余興で,1番盛り上がったのではないかというステージでした。
短い時間でしたが,ボーカルの千葉さんはとても良い声で,楽しく聞かせて頂きました。
引揚げるところを捕まえてご挨拶したところ,入学年1年違いだし,一人は弁理士さんだしで,親近感倍増でした。
また,例年にないサプライズイベントが1つ。
公園通り商店会古参の某社長ご夫妻が,昨日結婚記念日,しかも式を挙げられたのが第一ホテルということで,ホテルからウェディングケーキが用意されました。
当事務所の所長が商店会の理事を務めている関係で,花束のプレゼンターをさせていただきました。
夫婦仲のよさがあふれる一場面に,会場がぐっと暖かくなりました。
今年も吉祥寺は,賑やかな1年になりそうです。
写真は今朝の公園通りのフラッグです。
(青年部が付け替え作業をしていて,当事務所からは澤田弁護士がお手伝いしています。)
今年も,地元にしっかりと根を張り,さらに広いエリアのみなさまのお力になれるよう,体力・気力ともに充実させて,頑張っていきたいと思います。
投稿者:圭
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年末から,暖かなお天気の日が続き,とても穏やかなお正月でしたね。
みなさま,お元気で新しい年を迎えておられるでしょうか。
公園通り法律事務所は,本日から年始の営業を始めました。
弁護士は,初日から,打合せや年始から本格始動する事件の対応などに,さっそく忙しく勤務を始めており,
事務局は,たくさんいただいた年賀状の整理に追われています。
年始に,ご依頼者・顧問先・関係先の皆様お送りした毎年恒例の「公園だより」を,ご紹介いたします。
今年の事務所報表紙は,事務局長が昨年訪れた,イラン・シラーズのペルセポリス遺跡の写真です。
各弁護士からのご挨拶に加え,本年は,弁護士「普段使い」のお勧め,というタイトルで,顧問業務のご紹介を掲載しました。
本年も充実した1年とできるよう,一同業務に邁進して参ります。
2017年もよろしくお願い申し上げます。
投稿者:圭
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このまま暖かい新年・・・となって欲しいところです。
今年は,後半に向かって忙しさが加速していく1年で,事務所一同,出たり入ったりの慌ただしい毎日を過ごしておりました。
本日で,一応年内終業ということで一段落したものの,また年始早々から忙しい毎日となりそうです。
束の間の小休止ですが,家族でゆっくりと年越しをして,鋭気を養いたいと思います。
毎年恒例の事務所報の準備も何とか間に合い,ご依頼者,友人知人の皆様のお手元に届けることができそうです。
来年は,さらに多くの皆様のお力になれるよう,フットワークも軽く仕事に励みたいと思います。
みなさま,よいお年をお迎え下さい。
投稿者:圭
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井の頭公園方面にお昼を食べに出るたびに,美味しそうなパン屋さんがあるなと気になっていたところで,奥にビストロが併設されています。
ランチコースが2種類あって,メインが豚の煮込みかブイヤベースだったので,肉食ぞろいの当事務所は全員豚をいただきました。
普通,2種類あったらバラバラに注文してシェアする気もしますが,ここは全員肉で。
まずは,お豆のスープがでてきました。
見た目より濃厚で,野菜のうまみたっぷりの優しい味でした。かかっていたジュノベーゼ・ソースの香りも良かったです。
サラダは,リコッタチーズのドレッシングがうまみたっぷりでした。
パン屋さんだけに,美味しいパンが次々と出てきました。
(最初のパン盛りは,みんな一瞬で食べてしまったので撮り損ないました。)
おかわりで出てきた,伊予柑入りのパン。マーマレードを入れて焼かれているようですが,皮の歯ごたえが感じられました。
メインの豚肉は,とても柔らかく,唐辛子がきいた煮込みで夏にぴったりでした。
万願寺唐辛子もよい彩りでした。
デザートまで。
吉祥寺のランチは,ビジネスパースンには厳しめの,ゆっくり出てくるお店が多いのですが,
こちらはさくさく出てきて午後の仕事にも響かないので,再訪決定です。
パンも買いに来たい美味しさでした。
夏真っ盛りなので,暑さに体力を奪われないよう,例年通り食べて乗り切りたいと思います。
投稿者:圭
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今年は,総会前に,昨年度一橋大学を退官された村岡啓一,野田博,両先生に御協力いただき,卒業生向けの講演会を開催しました。
野田先生には,最終講義「コーポレート・ガバナンスにおける規制手段手法の考察−ソフトローの側面を中心として−」に,未公開の最新研究を加えたご講演をいただき,
村岡先生には,2月に開催された国際シンポジウム「刑事弁護人の役割—そのとき、弁護人はなにをすべきか?」の基調報告から「なんで,『あんな奴ら』を弁護できるのか?」を再演いただきました。
お二方に登壇いただくという贅沢な講演で,100名近い卒業生が聞き入りました。
総会は,卒業生・先生方含め130名の参加があり,先生方からの祝辞,卒業生が運営している学習アドバイザ制度の報告・新しく立ち上がるキャリアアドバイザ制度の告知,卒業生のスピーチなどがあり,和気あいあいとした雰囲気の中,あっという間の2時間が過ぎました。
先日司法試験を受け終えたばかりの代からは,ロースクール生を「蝉の幼虫」に例え,ロースクール時代の勉学を糧に,これから立派な成虫になっていきたいという趣旨のスピーチがありました。
蝉のように7日間と言わず(笑),長命で頑健な成虫に育ってくれることを願うとともに,私自身,後輩たちに誇れる仕事を続けていかなければならないという思いを新たにしました。
立ち上げ準備から3年間事務局長として,昨年から2年間は会長として,当会の運営に携わらせていただきましたが,今年で代替わりとなり,後輩への引き継ぎをすることができました。
当初は,まずは,「続けていくことに意味がある」と思いながら,毎年の総会の準備をしてきましたが,一昨年は後藤昭先生の最終講義再演,昨年は,各分野で活躍する卒業生を登壇者として在校生・卒業生両方に向けた座談会を企画,今年は冒頭にご紹介した卒業生向けの講演会を開催することができました。
徐々に付加価値もつけられてきたかなと思っています。
現在,悲しいことではありますが法曹志望者の減少が目をそらすことのできないレベルの問題になっており,法科大学院も法曹養成の中核としての意義を問われています。
私自身,公益活動として法曹養成の問題に取り組んでいるため,思うところは多々ありますが,この同窓会に集まったメンバーが,一橋ロースクールで教育を受け,法曹に止まらず,企業,官庁,地方自治体など多数の分野で活躍していることは,変わらない事実です。
卒業生のみなさんには,その人脈を生かす場として,今後も同窓会を活用してほしいと思いますし,先生方には,卒業生の活躍を確認する場としていただければと思っています。
運営を信頼できる後輩に引き継ぐことができ,肩の荷が降りた1日でした。
その時々のニーズにあった形で,同窓会が存続してくれることを願い,これからは陰ながら支えていきたいと思います。
投稿者:圭
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当事務所からは,本日,澤田弁護士がやぐら設営のお手伝いに参加します。
朝は雨模様のようですが,昼からは晴れてほしいですね。
当商店会ならではの,美味しいものがいろいろと出店されるので,お昼ごはんが楽しみです。
今年も盛り上がりますように!
投稿者:圭
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