当事務所は、本日から正式始業とさせていただき、一同元気に新しい年を迎えております。
しかし、本年は、能登半島地震、羽田空港航空機衝突事故と、悲報が相次ぐ年初となりました。
地震当日は帰省のため中部地方にいたため、私自身も強い揺れを感じ、そこからは地震速報とニュースに釘付けという年明けでした。被災地の被害状況を目にするにつけ、もし自分の家族の命が失われていたらと、想像せずにはいられません。
一日も早く被災された皆様の日常が戻るよう強く願いつつ、日々の業務に取り組みながら、自分にできるささやかな支援に努めていきたいと思います。
以下、新年に寄せて、例年、年初に発行しております「公園だより」から、各弁護士のご挨拶を掲載させていただきます。
【所長挨拶】
昨年1月末に赤坂見附に事務所を移転し、1年が経とうとしています。
移転直後はとても慌ただしい毎日でしたが、所員一同、新しい職場に通いながら、新鮮な気持ちで業務に向かう活気溢れる新事務所スタートとなりました。
移転直後から、赤坂見附付近のご相談者からのお問い合わせやご紹介も増える一方、吉祥寺時代からのご依頼者からも変わらずご相談をいただくことも多く、嬉しい限りです。
個人のご相談者からは、引き続き、離婚、遺産分割協議、遺言などの家事事件のご相談が多くありました。
最近、ご依頼者から、離婚成立後も、相手方との間の面会交流や養育費に関するやりとりの窓口を、引き続き常時弁護士に依頼したいというご要望が増えてきています。
モラルハラスメント等を離婚理由とするケースに多く、ご要望に応じて対応しておりますが、離婚後の生活にストレスなく移行できるとの感想もいただいています。
企業のご依頼者からは、やはり労働関係のご相談が多く、ハラスメント防止研修などのご依頼にも鋭意対応しております。研修講師のご依頼は、集中してその分野の知識をアップデートする良い機会になっています。
顧問先様からは、日々の契約書のリーガルチェック等について社内の体制を強化されるところが増えてきているという実感があります。今後も迅速に対応できるよう、鋭意務めたいと思います。
このとおり忙しい日々が続くところ、幸弁護士に「多少ゆったり過ごしてもらう」という移転後の目標は、なかなか果たせません。
少しでもゆっくりしてもらうことを目標としつつ、今年も、当事務所を支えてもらいたいと思います。
5月には、臨床法学教育学会の創立15周年国際シンポジウムにお招きいただき、「法曹コース設置後の実務教育の在り方−法科大学院への接続を課題としてー」と題し、自分自身の担当科目をご紹介し、今後の展望などを発表する機会を得ることができました。
同時通訳の入る国際会議に参加するのは初めてのことで、貴重な経験になりました。
報告内容は「法曹養成と臨床教育?15」(臨床法学教育学会)に寄稿させていただいています。
また、昨年10月末をもって一橋大学法学部特任准教授、3年の任期を務め終え、1つの区切りの年ともなりました。
3年という限られた時間ではありましたが、公益活動として法曹養成に携わる者として、法曹教育の現場に教員としてかかわることができたことは得がたい経験でした。
今後は、この経験を十分に生かし、法曹養成制度の改善にかかわる中で、現場の視点も踏まえた多角的な発信ができるよう心がけていきたいと思います。
本年は、弁護士15年目のスタートの年でもあるところ、初心に返り、日々の実務に注力する1年としたいと思います。
本年も、公園通り法律事務所をよろしくお願いいたします。
【幸弁護士挨拶】
久し振りに目次付き約30頁の訴状を書き、リリース前に所長にダブルチェックを頼みました。「幸先生には、これからもまだ仕事してもらいます」とのコメントが戻ってきました。
アテがはずれ、週休3日はまだ実現せず、定期券持って赤坂見附通いをしています。青山通りのゆるい上り坂は良い運動です。
以下、昨年の思い出です。
国宝展「松林図屏風」(等伯の松林が脳裏から去りません)・マティス展(念願のリトグラフをゲット)・映画「エゴイスト」(鈴木亮平さん、宮沢氷魚君、泣きましたよ)・映画「さらばわが愛―覇王別妃」(レスリー・チャンを偲んで)・神奈川フィルコンマス石田泰尚さんのバイオリン(ショスタコービッチよかった)・テニス(コーチに「サービス、本当に安定したね〜」と褒められ舞い上がっている私)・そして、ついに、巨匠小曽根真さんのクリスマス・ジャズナイト!
新しい年も、どうかよろしくお願いいたします。
【大和田弁護士挨拶】
早いもので、事務所が赤坂見附に移転してから1年が経過しようとしています。
混雑した電車はつらいですが、霞ヶ関へのアクセスもよく、ランチのバリエーションも増え、便利で楽しい赤坂見附ライフを送っています。
昨年、出張で札幌へ行きました。朝から夕方まで計4人の尋問があり、ハードスケジュールでしたが、事前準備をしっかり行ったこともあり満足のいく結果を出すことができました。
実は、北海道へ行くのは修学旅行以来で、仕事とはいえ、とても楽しみにしていました。約20年ぶりに食べた本場札幌のジンギスカンはとても美味しかったです。
今年もパートナーの圭弁護士と幸弁護士(まだ仕事してもらいます)を支えられるよう頑張って参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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赤坂見附移転1年目は慌ただしく過ぎましたが、事務所一同日々の業務に一丸となって取り組みつつ、それぞれに充実した1年にできたかと思います。
冬休みは少しゆっくりと過ごし、一同元気に新年を迎えたいと思います。
年始、弁護士は年明けから適宜出勤しますが、一同そろっての業務開始は1月9日とさせていただく予定です。
この間のご連絡は、ご依頼者の皆様には各担当弁護士宛に、新規のお問い合わせは、事務所ウェブサイトのお問い合わせフォームからいただけますと円滑かと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
年明けからは、事務所移転後の懸案事項、ウェブサイトのリニューアルに鋭意取り組む予定です。
弁護士プロフィールの撮影など、カメラマンさんにお願いし、とても素敵な写真をたくさん撮っていただきました。
「一番笑っている写真」を掲載し、年末のご挨拶を締めくくりたいと思います。
まずは、幸弁護士と私。
次に、大和田弁護士と大笑い、の1枚を。
福がきそうです(笑)
なお、毎年ご依頼者、友人、知人の皆様にお送りしている事務所報は、
1月末ごろお手元に届く予定ですので、ご笑覧いただけますと幸いです。
皆様、どうぞお元気に年を越されますよう。
来年も、公園通り法律事務所をよろしくお願い申し上げます。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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思えば、長男の出産直前の2020年初夏、恩師からお声がけをいただき、当初9月からの勤務開始のお誘いだったのですが、7月に出産予定であるためさすがに9月は・・・ということで、11月の着任となったことを懐かしく思い出しました。
任期満了の数日前、研究室の片付けに出かけてきました。
研究室の鍵と職員証を返却し、少しキャンパスを散歩して帰りましたが、変わらず緑豊かなキャンパスが秋晴れに映え、この日ばかりは、感傷的なタイプではない私も、少しばかり寂しさがこみ上げました。
着任当時は、法学部に法曹コースが設置された初年度であり、コロナ禍ど真ん中でもありました。
オンライン授業の実施など、様々なことが手探りの中、教員生活が始まりました。
Zoomで開講したゼミの初回、画面の向こうの学生達に、ゼミの中に友人同士はいるのか聞いてみたところ、小さな大学で更に少人数の法曹コースの受講生にもかかわらず、ゼミ生の中に顔見知りがたった一組いただけという状況に驚いたことを、よく覚えています。
対面の授業もままならず友人すら作りにくい環境の中、司法試験の勉強仲間に出会うハードルは高いものだったと思います。
このような、まさに非常事態の中、たくましく勉学に励んでいた受講生達は、将来、司法試験合格の後、社会に有為な人材として活躍してくれることと、期待しています。
この間、春夏学期には「法律家と現代社会」、冬期集中講義として「法律実務入門」を開講し、合間に法曹コース向けのゼミを受け持つというスケジュールで、主に法曹コース必修科目を担当してきました。
開講にあたっては、法曹・有資格者のキャリアの多様性から、具体的な業務のビジョンをもってもらうことを目指し、裁判官、検察官はもちろん、国家公務員、インハウスロイヤー(外資系企業、国内企業に止まらず、先端分野の研究機関に勤務する同期も毎年講義をしてくれました。)、他、刑事弁護、労働問題、被災地支援、外国人の権利、ビジネスと人権等、諸問題に取り組む弁護士の皆さんに講師等としてご協力をいただきました。
法律実務入門では、都内大規模事務所から事務所訪問を含むカリキュラムのご提供をいただくこともかない、改めて、多数の方々のご協力あってこその3年間だったと振り返っています。
また、東京弁護士会法教育センターが企画して下さっている法廷傍聴や、日弁連法科大学院センターの「弁護士に会ってみよう」企画も活用させてもらいました。
友人・知人が多いことが、自分の数少ない長所だと思っていますが、この3年間ほど、この長所が生かせたことはなかったのではないかと思います(笑)
この間、ゼミや、講義後の質問、法律家と現代社会受講生からのオフィスアワーの申し込みなど、直接学生と話をするという、貴重な時間を得ることもできました。
また、法曹コースを担当する研究者の先生方との、日常的なやりとりも多く、大学現場の実際の状況を垣間見る機会にもなりました。
3年という限られた時間ではありましたが、公益活動として法曹養成に携わる者として、法曹教育の現場に教員としてかかわることができたことは得がたい経験でした。
今後は、この経験を十分に生かし、法曹養成制度の改善にかかわる中で、現場の視点も踏まえた多角的な発信ができるよう心がけていきたいと思います。
また、かねてから、大学等の法人の法務に携わってきていますが、現場の中に入ることができたことは、実務家としても非常に有益でした。
ハラスメント防止研修などにも、現場の視点を現実感をもって取り入れることができるようになったという実感があります。
振り返ってみると、下の子の生後4か月からの実務復帰と同時に教員生活のスタートとなり、この間に、上の子の入学、引越し、事務所代表の引き継ぎ、事務所移転など、これでもかというくらいイベントの重なった3年間で、間違いなく人生で1番多忙な時期だったと感じています。
無事に走りきることができたのは、家族、事務所メンバー、同僚の先生方、そして講師等としてご協力いただいた皆さんのおかげです。
また、私の講義を受講してくれた多くの学生の皆さん、充実したゼミの時間を一緒に作ってきたゼミ生達に、感謝します。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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インタビュー内容が、CALL4のサイトに掲載されたとのこと、こちらにもご紹介させていただきます。
インタビュー記事は、こちらです。
「公共訴訟とはどんな訴訟?ー法曹養成に携わる実務家の視点からー」
以上のタイトルにあるとおり、私が公益活動として微力を尽くしてきているのは法曹養成(主に法律家を志す方々への教育や、その仕組み作り、法曹に成りたいと思う方を増やしていこうという活動など)なので、私自身が公共訴訟を担っているわけではありません。
そのような私に、なぜCALL4からインタビューの申し込みが・・・?と思われるでしょうが(私も思いました。笑。)、担当している一橋大学の講義で、私がCALL4のサイトを紹介したことが、そのきっかけでした。
(講義でどんな紹介をしているのかは、インタビューをご覧いただければ幸いです。)
受講生の1人がたまたまCALL4でインターンをしており、公共訴訟を担っているプレイヤーそのもののではなく、別の活動をしている弁護士の視点から、CALL4の魅力を発信したい!というインタビュー企画が立ち上がったのでそうです。
正直なところ、私が多くを語れる分野ではないのですが、教え子からの申し込みというのも光栄だったので、お受けすることにしたという経過です。
インタビュー内容は、専門家向けではなく、一般の方向けで、サイトにも「初心者向け」の「読み物」としてコラムに掲載していただいています。
私自身のキャリアや、取り組んでいる業務、法曹養成と公共訴訟の共通点など、インタビューに来て下さったインターンの皆さんが、色々な角度から質問をして下さり、充実した内容になっているかと思います。
私自身が公共訴訟を直接担っているわけではないため、的外れな回答になってしまっている部分もあろうかと若干心配しながらではありますが、CALL4の魅力を伝える一助になれば幸いです。
1点、猛暑の中でのインタビューで、写真撮影まで予定されているとは思わず、ものすごく軽装の写真が掲載されており、恐縮しているところです・・・。
皆様も、お時間のあるときに、ご一読いただけますと嬉しいです。
投稿者:弁護士 酒井 圭
]]>リモートワークにしようかとも思ったのですが、久しぶりの涼しい日に嬉しくなり、思わず出勤してしまいました。
1月末の赤坂見附移転から、気がつけば9月になっていました。
この間は、日常業務、大学での講義に加え、移転後の諸対応もあり、本当に慌ただしい毎日でした。
弁護士になってからの14年間の中でも1番の忙しさだったかもしれません・・・。
おかげさまで、所員一同、変わらず元気に執務しております。
ブログの更新も滞ってしまっていたので、今日は、新事務所内の様子をご紹介することにしました!
新しい事務所のドアは、吉祥寺の事務所と似た感じの木目風に加工して、事務所名を入れてもらいました。
所内の応接へ。
パーティションは、吉祥寺で使っていた明るいカラーの物をとても気に入っていたので、
できる限り再利用してレイアウトしてもらいました。
グレーのカーペットーに、ホワイトウッドのパーティションで明るい雰囲気です。
応接も、ほぼ吉祥寺と変わらない広さを取りました。
コロナ禍を経て、オンラインの打ち合わせも増えたので、応接は思い切って1室にし、
弁護士の執務スペースを広めに取っています。
赤坂見附への移転後、移転前からのご依頼者はもちろん、新しいお問い合わせもいただいており、事務所の雰囲気を気に入って下さる方も多く、嬉しい限りです。
新しいウェブサイトの準備を始めてはいるのですが、なかなか手が回らず・・・。
年内には何とか見通しを立てたいと思っています!
投稿者:弁護士 酒井 圭
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昨年同様、一橋大学法学部2年生を中心に他学部生にも受講してもらえる科目として開講しています。
中央線の遅延のため、途中の武蔵境で下車し、タクシーで駆け付けるという慌ただしいスタートでしたが、無事、今年の受講生の顔を見ることができました。
イントロダクションということで、私の自己紹介から始め、今後の講義を楽しみにしてもらえるよう、予定しているバラエティに富んだ講師陣の紹介などしてきました。
今年も、感想やレポートなどを読むのが、とても楽しみです
講義をしている21番教室がある本館↓。
今年も、週1回の講義になりますが、頑張ってきます!
投稿者:弁護士 酒井 圭
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移転先を以下のとおりお知らせいたします。
【移転先】
〒107-0052
東京都港区赤坂4丁目9番3号 赤坂吉田ビル2階
電話:03-6804-6083/FAX:03-5411-3808
地下鉄赤坂見附駅のA出口を出ていただき、青山通りの坂をまっすぐ上がり、赤坂警察署前の交差点を左に入ると、すぐに当事務所がございます。
今朝、通勤途中に撮影した、写真です。
開所初日を晴天の中迎えることができました。
一同、引っ越しの片づけと業務に励んでおります。
慌ただしく移転したため、ウェブサイトの準備などが間に合っておりませんが、近々リニューアルの上、また当事務所からのご案内など発信する予定です。
どうぞ引き続き、公園通り法律事務所をよろしくお願いいたします。
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吉祥寺で過ごした約12年間は、弁護士として、大きな変化時期でもありました。
所長の下で仕事をするところから始まり、徐々に自分自身のご紹介筋のご依頼者が増え、自分で事務所の経営を担っていく責任を感じる立場になりました。
責任が増していくにつれ、仕事に対する充実感も増すばかり、仕事に打ち込む日々でした。
このような中、結婚、そして2人の子ども達の出産というライフイベントもあり、育児と仕事の毎日が始まりました。
子ども達の出産後は、いずれも産後4か月目にあわただしく復職したのですが、2人の子ども達のアルバムを見返すと、復職準備で事務所に出ていた生後3か月目頃に、同じように事務所の椅子を2つ並べた上で寝ている写真がありました。
一昨年には、母校一橋大学での教員としての生活も始まり、実務と子育てに加え、創意工夫しながら学生たちと向き合う日々が始まりました。
こうして振り返ってみると、本当に濃厚な12年間だったなと、改めて思います。
お気に入りのドアに、最後に鍵をかける瞬間は、やはり、何とも言えない寂しさと切なさと、いろいろな思いが込み上げてきました。
吉祥寺で過ごした12年間を大切に、縁のあった全ての皆様に感謝しつつ、移転後も一層職務に邁進してまいります。
ありがとうございました!!
弁護士 酒井 圭
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新年明けましておめでとうございます。
皆、元気に新年を迎え、始業早々から慌ただしい毎日が始まっています。
本年は、公園通り法律事務所にとって、大きな節目の年となることとなりました。
1月末に、12年間過ごしてきた吉祥寺の地を離れ、赤坂見附に事務所を移転いたします。
大好きな吉祥寺を離れる寂しさはありますが、様々な観点から検討を重ね、移転を決めました。
また、この機会に、当事務所の代表を、母酒井幸弁護士から、私、酒井圭弁護士が引き継ぐことになりました。
弁護士14年目になった今年、いよいよ事務所の経営に全責任を持つ立場となることに、身の引き締まる思いです。
緊張もありますが、目指す事務所像を実現するために試してみたいこともたくさんあり、楽しみでたまらないという気持ちが勝っています。
なお、酒井幸弁護士には、代表を退いた後、多少ゆったりと過ごしてもらいたいとは思っていますが、当面は当事務所のメンバーとして変わらず執務を続ける予定ですので、併せてご報告させていただきます。
大和田弁護士も、弁護士8年目となり、私の右腕として、事務所になくてはならない存在に成長してくれました。
移転後も、一層活躍してくれることと思います。
事務所の面する「公園通り」を事務所名にもらっているため、移転に伴い事務所名の変更も考えたのですが、母と当事務所を立ち上げた原点を忘れないよう、そして、とても響きが好きなので、赤坂見附にもこの事務所名を持っていくことにしました。
毎年年初にお出ししている事務所報「公園だより」は、移転後のご挨拶もかねまして、2月頃に発行する予定です。
各弁護士からのご挨拶も、改めてその折りに、ブログに掲載させていただきたいと思います。
移転先は、赤坂見附駅A1出口から徒歩5分程度、赤坂御用地のはす向かい辺りの緑豊かなエリアです。
環境も良く、悩みを抱えて足を運ばれる皆様にも、少しでも穏やかな気持ちでお帰りいただきたいという思いから、こちらの場所に決めました。
詳細は、追ってウェブサイトで公開しますので、ご覧いただけますと幸いです。
場所は変わりますが、変わらすご依頼者の皆様のお役に立てるよう、そして、より多くの新たに出会うご依頼者のお力になれるよう、移転後も実務、公務、大学での教務に尽力して参りたいと思います。
本年も、公園通り法律事務所を、どうぞよろしくお願いいたします。
弁護士 酒井 圭
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この4月からは、昨年に引き続き、一橋大学法学部にて、「法律家と現代社会」を開講しました。全13回の講義、7月には定期試験を終え、成績も出し、ようやく一息ついたところです。
今年は、上の子が小学校に入学し、個人的にも思い出深い春でした。
が、個人的にも過去最高と言っても過言ではない忙しさの中、自慢の体力も一時限界が訪れ、4、5月は立て続けに体調を崩してしまった時期もあり(幸いコロナではありませんでしたが。)、過信は良くないな、と反省した春でもありました。
幸い日常業務にも講義ににも、ギリギリ穴を開けずに済み、今は、すっかり元気にしております。
今年の履修者は約90名、法曹コース選択者はもちろん(必修なので)、法曹コースを選択していない法学部生や若干ですが他学部生も受講してくれました。
昨年同様、充実した講師陣に登壇いただくことができ、私自身も毎週木曜日が楽しみな4か月でした。
今年も、オンデマンド配信と直接対面実施のハイブリット開講としましたが、幸いコロナがかなり落ち着いていた時期がメインの開講期間だったため、大半の講師に、21番教室での熱い講義を実施していただくことができました。
この講義は、学部2年生がメインになるため、直近のキャリアデザインに直結するよう、実務経験5年から13年程度の講師をお招きしています。
昨年に引き続き、刑事弁護・スポーツ法務、エンタテインメント分野の法務、外国人の権利、被災地支援、大規模企業法務など多彩な分野の実務について、学部生にも理解しやすい入り口部分から、具体的な実務に踏み込み、それぞれに濃い講演をいただきました。
インハウスロイヤーからは、研究機関内でライフサイエンス分野の法務に携わっている同期、外資系企業の現地法人で勤務する同期の2名が昨年に引き続きオンデマンド講義を配信してくれた上、今年は公正取引委員会で国家公務員として活躍する講師にもおいでいただくことができました。
もちろん、裁判官、検察官からも、キャリアやワークライフバランスについて語ってもらいました。
私自身も、昨年同様、3コマ自分自身の業務についての講演をしたのですが、今年も多くの感想をもらい、その大半が私が伝えたいと思っている内容をキャッチしてくれていることが感じられるもので、嬉しく読ませてもらいました。
来年も、今年の感想などを踏まえ、内容をアップデートしてアレンジをするとともに、自分の講義も充実させていきたいと思います。
(毎年、学生たちに会わせたいと思う講師が講義の枠に収まらず、泣く泣く調整しています…。)
ちなみに、今年、個人的に1番エキサイティングだった講義は、スポーツ法務と刑事弁護をテーマに講演してくれた講師の講義でした。
彼は、ロースクールの後輩にあたるのですが、裁判員裁判で培ったプレゼンの技術をいかんなく発揮した講演の中で、ロースクールの講義さながらに、3度ほど私を指名してくれ、久々に当てられる方の緊張感を思い出させてくれました。
来年も登壇いただければ、予習をしっかりして臨みたいと思います(笑)
投稿者:弁護士 酒井 圭
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公園通り法律事務所では,本日から2022年の業務を開始しております。
本年も,一同,連携を密に日々の業務に邁進して参りますので,どうぞよろしくお願いいたします。
恒例の,年賀状代わりにお出ししている事務所報が,今年,10号の節目を迎えました。
各弁護士から,10年前を振り返ってのご挨拶を掲載しておりますので,抜粋して紹介させていただきます。
【所長挨拶】
2013年から年一度のご挨拶代わりにしてきたこの「公園だより」が10年目を迎えました。
業務関係の記事に所員の近況などを加え,紙面を通して皆様と交流できることを願って発行してきました。
長年に亘りお目通し下さり,心から感謝申し上げます。
コロナ禍も2年目となった昨年を振り返ると,インターネットや物流がどのように進化しても,私たちは,自ら移動し,直接交流してこそ健康な暮しができることを痛感しました。
制約が多い中で、仕事の面では所員それぞれが,大学の教員として,あるいは所属弁護士会の嘱託として会務に携わるなど,ご依頼のご相談や事件処理を超えて弁護士本来の社会的役割を果たすべく,寸暇を惜しんで努力してくれました。
弁護士登録50年目を迎える本年は,若い人達に伝えるべき事を意識しながら仕事を共にしていこうと考えています。
昨年秋,運転免許証を悩んで返上,パスポートは迷わず期間10年で更新しました。
これまでのニュースレターの巻頭写真の多くは,それぞれが訪れた諸外国の風景です。
それらは楽しい旅の記憶であるだけでなく,自分が地球市民の1人であることも想い起こさせてくれます。
地球温暖化という人間由来の脅威や,絶えることのない各地の民族紛争からも目を背けず,本年も地に足を付けて歩みたいと思っています。
【圭弁護士挨拶】
2021年,早くなりたいと公言してきた40歳になりました。
10年前,30歳の自分を思い出すと,所長と公園通り法律事務所を立ち上げ,まるで無限の時間があるかのように好きなだけ仕事をし,休みになれば気ままに旅行に出かける,という自由を絵に描いたような生活をしていました。
30代半ばに長女を出産。昨年は長男にも恵まれ,生活は大きく変わりました。限られた時間の中で責任ある仕事を全うするため,時間の使い方を全力で工夫する毎日です。5分・10分という短い時間でも,集中すれば相当なことができるもので,業務時間中の集中力は,出産前の3倍は高まったのではないかなと思うほどです(笑)。
日々の業務は,時に多忙を極めますが,所内の連携は密で,全メンバーで一致団結しながら,質の高い業務を提供し続けられるよう邁進しています。
一橋大学法学部で教鞭を執り始めて1年が経ちました。
キャリア学習課目では,法曹の多様性を伝えられるよう,魅力的な法律家に多数登壇頂きました。自分のキャリアを振り返るよい機会にもなっています。
法律文書作成ゼミには,相当の準備を要するのですが,これがありがたいことに実務にも直結する貴重な勉強の機会になっています。
40代も,実務,法曹養成,そして家庭に,妥協なく邁進する10年にしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【大和田弁護士挨拶】
昨年は自粛まっただ中での年明けでしたが,今年は幾分明るい雰囲気で1年の始めを迎えられました。
おかげさまで,昨年も忙しい1年となりました。事務所の業務はもちろんのこと,4月から、所属する東京弁護士会で嘱託の仕事を担当することになったからです。まだ慣れないことも多く,勉強の日々が続いています。
「公園だより」はこれが10号ということで,10年前を振り返ってみました。
当時はロースクール2年生で,勉強に追われてはいたものの,長期休暇など自由時間がたくさんあり,充実した時間を過ごしていました。
自分のことですが,うらやましいですね(笑)。
圭弁護士と知り合ったのも2012年だったので,私が公園通り法律事務所に入所するきっかけができたのも,この頃ということになります。
昨年判決に至って解決した事件で,初回のご相談が10年前のものがありました。
ご依頼者は,長い間苦労をされていましたが,概ねこちらの主張どおりの判決で事件終了となりました。
私が関わったのは最後の2年ほどですが,よい解決ができ,喜んでいただけたのは,大変嬉しいことでした。
本年も,1人でも多くの方に喜んでいただけるよう励んで参りますので、よろしくお願い申し上げます。
公園通り法律事務所は,昨日で年内の業務を終了とさせていただき,年始は1月5日からの始業を予定しております。
今年後半は,コロナ禍も落ち着きをみせ,所内も一層慌ただしさを増しながら日常業務に取り組んでまいりました。
私は,一橋大学法学部での教員生活も1年を終え,ようやく感じが掴めてきたところです。
弁護士実務との二足のわらじは,時に目の回りそうな毎日でしたが,とても充実した1年を過ごすことができました。
学生達に教えるという観点から授業の準備をすることで,知識のブラッシュアップにもなっており,実務にも直結する実感があります。
年明けには,冬期集中講義「法律実務入門」の開講が予定されており,今年の学生達にも充実したキャリア学習が提供できるよう,準備に邁進することになります。
この1年で,ますますご依頼者との打合せにZoomを利用することが日常的になり,裁判所の期日もTeamsや電話会議での出席が多くなりました。
Teamsでの期日は,とても円滑で,尋問期日以外は全件Teamsにしてもらってもいいなと思うくらいです。
子育て真っ最中の身としては,移動が減る分とても助かりますし,時間の使い方がフレキシブルになりました。
来年も,年明け早々から既に手帳はみっちりと埋まっており,当たり前ですが,今年と来年って繋がってるんだな・・・と感じています(笑)
年末年始は,少しゆっくりとした時間を過ごし,鋭気を養いたいと思います。
来年も,一人,一社でも多くの方に、当事務所に依頼して良かったと思っていただけるよう,邁進して参ります。
皆様,どうか,良い新年をお迎え下さい。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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今年の井の頭公園は,ベンチ使用不可,ビニールシート不可というコロナ対策で,例年のお花見時期から様変わりしていましたが,池のスワンボートからお花見をする人や,散歩をしながら桜を見上げる人で,そこそこの賑わいでした。
まだまだコロナ禍の出口が見えませんが,暖かくなり桜が咲くと,1年で一番春が好きな私としては,それだけで明るい気持ちになってきます。
来年の桜は,穏やかに,賑やかに眺められることを祈りつつ,感染対策を十分に取りながら,日々の業務に丁寧に取り組んでいきたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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再度の緊急事態宣言も間近という年明けになってしまいましたが,公園通り法律事務所は本日から始業いたしました。
引き続き感染拡大防止に努めながら,一同,体力・気力とも充実させ,本年も業務に邁進してまいります。
毎年恒例の事務所報から,各弁護士のご挨拶を抜粋してご紹介いたします。
(なお,所長のご挨拶末尾にある「ゲーム」は,昨年世間でも当事務所でも大流行した,「あつまれどうぶつの森」です。)
【所長挨拶】
新年おめでとうございます。皆様お変わりなくお過ごしでしょうかというお伺いの言葉が、例年よりことのほか切実感を伴います。
昨年は当事務所も、COVID-19対応に追われました。裁判のほとんどが延期された中、3月末から在宅ワーク体制を整え、インターネットのテレビ会議システムやクラウドを利用してご依頼者や顧問先との打合わせやご相談を行い、平常時とほぼ変わりなく仕事を進めることができました。弁護士は6月からほぼ常勤体制とし、打合せ室にパーティーションを設置して換気を励行するなど感染対策を継続しています。
幸い、これまで全員が家族と共に無事に過ごしています。本年も、皆様に安心してご来所いただけるよう、また、所員と家族の健康を守りながら業務を進めてまいります。
昨年は、旅も美術館巡りもコンサートも封印し、在宅ワーク中には近隣散歩で自宅周辺再発見に努め、動画配信サービスで話題の韓国ドラマを楽しみました。昨年のカンヌ国際映画祭最高賞「パラサイト−半地下の家族」の面白さに刺激され、何作か見たのですが、人物像を丁寧に作り上げて心理の掘り下げも深く、ラブ・コメディでもハラスメント問題が背後に貫かれていたりして、期待を大きく上回りました。主演俳優が魅力的であることも、言うまでもありません(笑)。
このニュース最終頁に書いたとおり、ついにTVゲームに手を出すなど、楽しみは広がりました。今年もコロナ禍に負けず、仕事も遊びも、元気で頑張ることになりそうです。
【圭弁護士挨拶】
2020年,世界がCOVID-19に翻弄された年でしたが,私にとっては,長男誕生という記念すべき年になりました。COVID-19の影響は出産にも及び,産後の入院期間は家族の面会すら不可という孤独な状況。気合いで退院を繰り上げ早々に帰宅し,家族4人の新生活をスタートさせました。
7月初旬から一応産休としましたが,リモート体制が整っていたため,必要に応じて業務対応もでき,公務の会議も全てZoomに切り替えられていたため,穴を空けることなく乗り切れました。リモートワークが促進されたことは,数少ないCOVID-19の恩恵かもしれません。
長男は2800グラムと小ぶりに生まれましたが,とてもよく飲みよく寝る子で,満4か月を待たず,既に体重7キロを越すという成長ぶりです。私の睡眠時間もたっぷり取れており,育児ストレスはほぼゼロという幸運な状況です。
奇跡的に安心できる預け先も確保できたため,10月末には,業務に復帰しました。お電話いただいたご依頼者からは「先生,もう戻られてるんですか!!」と驚かれています(笑)。長女の時以上に,休んでいる感のない育休期間でしたが,2021年も引続き元気に業務に邁進して参ります。
11月からは,一橋大学法学研究科特任准教授に就任し,法曹を目指す法学部生の指導にあたっています。母校からの要請は大変光栄なものでした。今後は,現場での教育にも注力しつつ,ライフワークである法曹養成制度問題に取り組んでいきたいと思います。
2021年は,世界が明るさを取り戻す年であることを祈りつつ,本年もよろしくお願い申し上げます。
【大和田弁護士挨拶】
あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウィルスの影響で皆様の生活にも大きな変化があったのではないでしょうか。
裁判が止まり、法教育関連のイベントも中止になり、休暇に旅行も行けず・・・と、個人的にも大変なこと・つらいことが多かったのですが、テレワーク、テレビ会議、オフピーク通勤等が広まり、様々な合理化が進んだのは素晴らしいことだと感じています。裁判所でも一部の手続で積極的にweb会議が使われるようになりました。
これをきっかけに、より迅速に、負担なく裁判を利用できるようになることを願っています。
外出自粛ということで、今年の休みはオンライン飲み会やゲームをして過ごすことが多かったです。直接顔を合わせられないのは寂しいですが、遠方に住んでいたり、子どもが小さくて家を空けづらい友人も呼んで大人数でわいわい話ができるのは、思った以上に楽しかったです。
外出自粛中といわず、これからも続けていきたいですね。
今回の年末年始は、緊急事態宣言中に落ちたままになっている体力を取り戻すため、フィットネス系のゲームで体力作りに励む予定です。
しっかり体力をつけて仕事に備えて参りますので、本年もよろしくお願いいたします!
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法曹を目指す学部生の指導を中心に教員としての職務を開始しており,冬学期は,法律文書作成の基礎を扱うゼミの指導に携わっています。
新型コロナウィルスの影響は大学にも及び,ゼミは全てZoomでの実施です。
対面での指導と比べると,こちらの意図が伝わっているか,理解できているか不安もありましたが,学生達がうなずく仕草や表情から,思っていたよりも意思疎通ができているかな,というところです。
理解しやすい講義を実現するために,スライドの作り方など,まだまだ工夫のしどころはたくさんありそうです。
学生とコミュニケーションを取りながら,創意工夫を重ねていきたいと思います。
今後は,実務入門科目や,法律家の実際の仕事を知ってもらうことを目的としたオムニバス科目のアレンジなどを担当する予定です。
学生達がキャリアデザインのモデルになるような法曹に出会えるよう,今からゲスト講師のリストアップをしています。
法曹を目指すモチベーションが上がるような講義を目指し,引き続き準備を進めていきたいと思います。
実務との兼業体制になるため,益々充実した毎日になります。
母校からの要請は私にとって光栄なことであり,これに応えられるよう,微力を尽くしたいと思います。
投稿者:弁護士 酒井 圭
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