舞台「海辺のカフカ」@赤坂アクトシアター

少し前になってしまうのですが,7月初め頃,蜷川幸雄さん演出の舞台「海辺のカフカ」を見てきました。

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高校生の頃から,村上春樹さんの小説が好きで,長編を何度も読み返すくらいなのですが,自分の頭の中で作品ごとにイメージ画像を作り上げているので,映像作品(映画化された「ノルウェイの森」など)は一切見ていませんでした。
なんとなくイメージが壊れる気がしていやだったのですよね・・・。
実は「海辺のカフカ」は村上作品の中では,好きな方ではなく2回くらいしか読んでいなかったので,舞台を見てみてもいいかなという気持ちになり,さらに蜷川幸雄さんの舞台は前々から一度見てみたかったので,行くことにしました。

村上作品は,物語の中に2つの世界が設定され,時間的・空間的にリンクしたり離れたりするという独特の舞台設定がされているものが多く,海辺のカフカもかなり明確に二重世界が描かれている作品です。
いったいこの世界の行き来やリンクをどう演劇で表現するのだろうと思っていたのですが,舞台上には,私の頭の中のイメージ映像などは遥かに超える(当たり前ですが。笑。),ものすごく適確な2つの世界が立ち現れていました。
舞台装置が素晴らしいのですよね。透明で大きな立方体のアクリルケースの中に,それぞれの場面に必要なセットが収められていて(トラックが入っていたり,図書館の受付の机と椅子が収められていたり,寝室のベッドが配置されていたりします),そのケースにキャスターがついていて,自在に動かせるのです。
二重世界がリンクする場面では,主人公の1人であるカフカが入っているケースともう1人の主人公的な位置づけのナカタさんが入っているケースが真横に並び,見事にシンクロしていました。
場面の切替が全てこの移動でされるので,場面切替のテンポもとてもよく,目が離せない舞台でした。

キーパーソンである謎の女性(カフカの母?)を演じていた宮沢りえさんが本当に美しく,折れそうに細い身体ながら,エネルギーが客席まで届く素敵な演技でした。
宮沢りえさんが小さなアクリルケースに入って,歌いながら登場するシーンがあるのですがとても幻想的でした。
ドラマのイメージの強かった藤木直人さんも,予想以上に(失礼。笑。)舞台映えしていました。

なんとか仕事をやりくりして,思い切っていって本当によかったです!
またリフレッシュのためにこういう時間を作りたいと思います。

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投稿者:圭


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