予備試験アンケート

15日,日曜日,今年度から始まった新司法試験予備試験の明治大学会場でアンケートを配ってきました。
http://www.toben.or.jp/know/iinkai/housou/news/yobisiken_enquete.html
*東京弁護士会HPに本文を掲載しています。予備試験受験生の皆さん,回答にご協力をお願いいたします。

私の所属する東京弁護士会には,弁護士それぞれが問題意識を持って様々な分野の活動に取り組む「委員会」があります。
それぞれの委員会の取り組みは,法教育,子供の権利,刑事弁護,消費者問題など多岐にわたります。

私の所属する「法曹養成センター」では,よりよい法曹養成制度の実現を目指して,新司法試験アンケート,法科大学院出身弁護士との意見交換会,
司法試験合格者の皆さんを対象とした司法修習前の実務演習講座など様々な活動を行っています。
日曜日のアンケートも,その活動の1つとして行われました。

日本では,10年ぐらい前から,様々な司法制度を見直し,裁判所その他の司法手続をもっと市民の皆さんに利用しやすいものに変えていこう,
司法制度を身近なものにしようという目的の下,司法改革が行われてきました。
この改革の1つとして,2004年から,法科大学院(ロースクール)で弁護士・裁判官・検事となる人材を育てるというシステムがスタートしました。
この制度のもとでは,法科大学院の卒業生にのみ司法試験の受験資格を与えることが原則です。
これは,法科大学院でしっかりと教育を受けた人に法曹になってもらおう,という考えを基本にしています。

他方,新司法試験予備試験は,様々な理由から法科大学院に通うことが困難な人のために,予備試験合格者にも司法試験の受験資格を与えようという目的で,今年から始まったものです。

このように,現在,司法試験を受けて法曹になるためには,法科大学院ルートと予備試験ルートの2つのルートがあります。
法科大学院が法曹養成の中心として位置づけられている中,この予備試験が,当初の目的に沿った機能を果たしていくのか,法科大学院との関係でどのように位置づけられるのか,
よりよい法曹養成制度の実現のためには,予備試験の実情が正確に把握されなければなりません。
また,予備試験が司法試験受験資格を付与する重要な試験である以上,その内容が適正なものであるかについても,検証されなければならないと思います。
配布したアンケートが,少しでもこのような役割を果たすことを期待しているところです。

当日は,法科大学院世代から大先輩世代の弁護士まで総勢26名でアンケート配布にあたりました。
配布部数合計1500部,受取ってくださった受験生のみなさん,ありがとうございました。ぜひご回答をお寄せ下さい。


投稿者:圭











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